放置される戦死者たち
今日は忙しくて日記書けないので、9条コミュの靖国トピに書き込んだ文章を転載してお茶を濁す。 今年、姫路護国神社の終戦記念際に参加したのは12人。他にはどこかの中隊の慰霊祭の予定がひとつ。参拝だけして祭式に参加しない人が、私のいる間に2人。姫路では...
2017年5月3日憲法記念日に永眠された泥憲和さん。300万字を超える「行動する思想」のアーカイブです。
今日は忙しくて日記書けないので、9条コミュの靖国トピに書き込んだ文章を転載してお茶を濁す。 今年、姫路護国神社の終戦記念際に参加したのは12人。他にはどこかの中隊の慰霊祭の予定がひとつ。参拝だけして祭式に参加しない人が、私のいる間に2人。姫路では...
終戦記念日。それにちなんで、ちょっと古い話を書く。姫路でもすでに多くの人が知らないし、面白くもない話だが、知っておいたほうがよいと思うので。 姫路には陸軍第十師団の司令部があった。陸軍に配属された市民は、だいたいが第39連隊と第40連隊に入営した...
護国神社が「日本の息吹」という冊子をくれました。日本最大の改憲派団体「日本会議」の機関誌です。すっげえ面白かった。著者は大真面目に書いているのだが、あまりに内容がトンデモなくて笑うしかない本を、「トンデモ本」という。京都大学教授の中西輝政氏の対談が、ま...
終戦記念日参拝 全閣僚見送り * 「靖国」には米国もプリプリしてたからな。選挙に負けたのをいい口実にして、米国の顔色をうかがってるんだろう。 「英霊」追悼はしょせん政治家のパフォーマンスだった。「英霊」は政治家の票取りの道具でしかなかった...
慰安婦は、法的にいえば「軍従属者」の身分だった。厚生省の答弁によれば、戦場死した慰安婦は準軍属の扱いを受けており、遺族年金が支給されているそうだ。この扱いは従軍看護婦と同じである。 ここでは、従軍看護婦と従軍慰安婦を比較してみよう。 従軍慰安婦...
さて、戦地に送られた慰安婦だが、驚くような奥地にまで行かされている。中国奥地の拉孟(らもう)、騰越(とうえつ)と言えば、日本軍が中国軍と戦って玉砕したところとして有名だ。何とこんなところにまで慰安婦が行かされており、日本人13人、台湾人3人、朝鮮人2人...
戦場で、慰安婦たちはどんな暮らしだったのだろう。「慰安所運営規定」が軍によって作られていて、参考になる。規定は各部隊でさまざまなので、共通部分だけを抽出する。 休日はほとんど定められていない。多くて月に2日である。 外出は「許可なく...
国内では募集を拒否されることが多かったが、現地軍からは、「戦地での強姦事件を抑制するため、慰安婦を送れ」と言う要望が矢継ぎ早に届いていた。 北支派遣軍 昭和13年6月27日付 通牒 「強烈なる反日意識を激成せしめし原因は各所における日本軍人の強...
慰安婦には朝鮮人が多かったが、日本人も多かった。ここでは主に日本内地ではどのような様子だったかを、公文書をもとにしてまとめてみる。 なにせ朝鮮の記録は一切合切、焼かれてしまって残っていないのだ。 記録によれば、内地でも誘拐まがいの募集があっ...
米国下院決議でまた「蒸しかえされた」と言われている慰安婦問題。蒸しかえしというより、日本政府の二枚舌が問題なのだ。入り組んだ議論を整理するため、論争の流れと歴史的事実関係をおさらいしておきたいと思う。 慰安婦問題が語られ始めた当初、そのイメージは...