テロとの戦争(3)対反乱支援
さて今回は「対反乱支援」について語る。 「対反乱支援」とは昨日書いた「反乱支援」の全くの裏返しだ。アメリカの支配に抵抗する勢力の攻撃から、アメリカが支援する政府を守る。 説明の前に、「低強度紛争戦略」と従来の戦争戦略のちがいについて見ておこ...
2017年5月3日憲法記念日に永眠された泥憲和さん。300万字を超える「行動する思想」のアーカイブです。
さて今回は「対反乱支援」について語る。 「対反乱支援」とは昨日書いた「反乱支援」の全くの裏返しだ。アメリカの支配に抵抗する勢力の攻撃から、アメリカが支援する政府を守る。 説明の前に、「低強度紛争戦略」と従来の戦争戦略のちがいについて見ておこ...
米国の対テロ政策を1990年代にさかのぼって振り返る。 その理由は、現在の「対テロ戦争」が、9・11テロを契機に始められたのではなく、もっと以前からのアメリカの計画的な軍事戦略の遂行であることを知るためである。米軍は1990年から紛争・戦争を3段...
テロといえば、日本で最大の問題とされているのは9.11と並んで北朝鮮による拉致問題ということになる。 北朝鮮による拉致被害は全世界規模である。国連決議によれば、判明しているだけで、韓国、レバノン、マレーシア、フランス、イタリア、中国、オランダ、タ...
MLで自衛隊装備の価格を知りたいという人がいたので、調べました。 単価表を作ったので、掲載します。 文字ズレしないでうまく収まるかなあ。 調達数、調達先などはスペースの関係で掲載できません。 エクセルでそれらの表を作っているので、ご希望があれば...
「救う会」と仲良しの「東京財団」がつくった 「朝鮮半島情勢の中長期展望と日本に関する研究プロジェクト」 が2005年2月14日に出した緊急提言を紹介する。 総合タイトル 単独制裁で独裁者金正日に正しいメッセージを送れ 提言1.制裁で北...
ミサイル問題を契機に日本政府は経済制裁に踏み切った。 だが成果がない。 それは制裁前からわかっていたことだ。 まともに考える能力があれば、一国制裁などという手法はとらなかっただろう。 バカバカしい政策が真顔で推進されるのは、右派政治家や右派...
さて、「核」の話に移る。 核兵器は脅威だ。ノドンもテポドンも性能の悪いロケットだ。とはいうものの、日本に届かせようと考えて開発製造しているのは間違いない。これが脅威でないはずがない。 しかし、今はまだ心配しなくてよい。核弾頭を載せられる信頼...
今日はテポドンによる核攻撃の話を書こうとしたが、ミサイルを使った原発攻撃の話をしていないことを思い出した。 弾道ミサイルで原子炉を破壊されれば、核攻撃を受けたと同じぐらいの被害が発生する。しかし結論から述べれば、この想定はまったくの絵空事である。...
北朝鮮ミサイルの能力とはどの程度のものなのだろう。 日本に届く能力があるとされているものはノドンとテポドンだ。まずノドンについて見てみる。 ノドンはスカッドの改良型である。 射程を延ばすために弾頭は約770kgしかなく、保有数は最大で200発...
まずこの日記のスタンスについて。 ここでは軍事的なものの見方、考え方をする。 軍事的な世界観では、大切なのは「能力」である。外交分析には相手の意図・意思の分析が欠かせないが、ここではそういう分析はしないし、できない。自分にはそんな分析能力も情報...