ナニワ金融道の名セリフ

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駐留米軍の犯罪に抗議するための沖縄県民大会が近づいています。こういう動きになるとウヨさんがウヨウヨ湧いて出て、勝手なことを並べ立てます。

「夜中に遊び歩いている中学生の親はどんなしつけをしているのだ」
「個人の犯罪なのに基地問題にすり替えるのは、被害者少女を政治的に利用するものだ」
「犯罪を犯した米兵だけでなく、米軍全部に島から出て行けと言うのは米兵差別だ」
「それなら一人の沖縄県民が東京で犯罪を犯したら、県民全部東京から出て行けと言われても良いのか」
「少女が告訴を取り下げたのに集会の名称を変えて開催するのは、何がなんでも政治要求を通すためのごり押しだ」

これらのねじくれ曲がった屁理屈を述べる際には、必ず一言付け加わります。

「だから沖縄県民というやつは・・・」
「他人にタカル事を覚えると、被害被害で終わって足を引っ張り続ける」
「正義の乞食、偉そうな乞食か。気持ち悪いなぁ」

これらの意見がどれほど馬鹿馬鹿しいかを、明日から日記に書いていこうと思います。
本日はそれに関連して、あの名作まんが『ナニワ金融道』の中の一節を紹介します。
いやー、作者の青木雄二さん、さすが苦労人だけあって、世の中を見る目が一段も二段も上ですわ。


帝国金融の面々が料亭で会話しています。

「でもアイツら、もっともらしい理由をつけて、自分たちの方が正しいと主張しましたよ」
「灰原、自分が正しいと思ってるヤツと、自分の言ってることは内心、理不尽なことやと知ってるヤツとでは、どっちがゴネると思う?」
「それは当然、自分が正しいと思っているヤツでしょう」
「そう思うやろ、ところが違うんやな。自分が間違ってると知ってるヤツのほうがようゴネるもんなんや」
「え?自分が正しくないのなら、おとなしく遠慮するのが普通でしょう?」
・・・・(中略)・・・・
「オイ、吉村、もしお前がそういう立場になったらどないする?」
「僕だったら、相手の些細なことにインネンつけて、話を本筋からずらして攻撃すると思います」


そうそう、これこれ。

些細なことにこだわる。
しつこくインネンつける。
話を本筋からずらす。

これが県民大会に反対するウヨさんのやり口です。県民大会が気に入らないなら米軍支持のデモの一つでもやればいいのに、ヒマにあかせて低級な罵倒言葉を並べて楽しんでるだけ。
でも、県民大会がらみのニュースにつくコメントってのがそんなんばっかりで……。

この国は病んでいるなあとつくづく思うですよ・・・。