日本の戦争一覧

ポツダム宣言をどう受けとめるべきか

末尾にポツダム宣言の全訳を記しました。わかりにくい政府の翻訳よりも読みやすいと思います。 ポツダム宣言は有り体に言えば「脅し」です。「ゆーこと聞かなんだらいてまうぞコラ」。これが本質です。公正で中立な権威が下した裁定ではありません。 日本は...

日中戦争は侵略戦争ではなかった?

日中戦争は侵略戦争ではなかったという歴史観がある。どうやら安倍総理も本音ではそう信じているようだ。この歴史観は大きな矛盾をはらんでいるのだが、本人たちは気づいていない。 彼らはいう、満州事変は侵略戦争ではない、なぜなら満州はもともと中国領土ではな...

ネトウヨくんに贈る「通州事件」講座

通州事件について、連ツイを始める。まずは矛盾に満ちたネトウヨの訴えを読んでください。 「南京事件は30万人も殺してないから、虐殺事件なんかなかった」というネトウヨは、同じ年に起きた「通州事件」は「婦女を含む日本人ら223名が殺された大虐殺事件だ、...

教育勅語を読んでみる

教科書検定「政府の基本的立場で実施」下村文科相 朝日新聞デジタル4月9日20:04 * 下村文部科学大臣が、「教育勅語」について、「至極まともなことが書かれていると思う。軍国主義教育の推進の象徴のように使われたのが問題だった」と語った。 ...

アメリカの国士さまが吠える!

アメリカの軍事情報紙「ミリタリー・コム」が長崎の平和式典を報じた。 米国からはじめて政府代表(ズムワルト臨時代理大使)が出席したからだ。 * するとその読者欄に、アメリカの国士さまが登場した。慰霊祭に米国代表が参加したことが気にくわないようだ...

戦時中の報道の自由

戦前の報道の自由に関してですが、1937年7月の蘆溝橋事件をきっかけに、「新聞紙法」第二七条が相ついで発動されました。 この法律は、軍事・外交関係の記事はあらかじめ陸軍・海軍・外務各大臣の許可をえたものしか掲載できないというものです。新聞記事は細...

戦地からの手紙

日中戦争 憲兵の手紙424通公開 * 私は父親がずいぶん高齢になってからの子どもなので、戦地に何年も行った父をもつ人間は同世代にいませんでした。父は軍隊司法(軍法会議)におりました。憲兵ではなく、裁判所の書記官みたいなものです。 ときどき...

植民地は歴史の必然ではない

■城崎にて 土曜日から泊まりがけで城崎温泉に行ってきました。泊まった宿は、温泉街から少し離れた、円山川の河口に近い料理旅館です。食べ物がおいしかったのは言うまでもないんですが、気に入ったのはその環境です。 目の前に、広い円山川。川縁は湿地帯になって...