歴史認識一覧

大日本帝国の膨張戦略の根源を考える

今日は、日本の対外膨張政策がどうして止まらなかったのかについての考察です。 ■明治時代の専守防衛から侵略への転換 明治政府の国防方針は、当初は海峡と東京湾に砲台を築いて外侵に備えるというものでした。しかし明治前期末から外征方針が本格的に語られ始め、...

通州事件について

ネットでは通州事件を中国非難の材料に持ち出す例が多い。 通州事件をかいつまんで言えば、こういうことです。 1935(昭和10)年、日本は、国民党政権から北京を含む華北地方を分離させようとして、日本の傀儡政権である「冀東防共自治政府」を作りました...

靖国神社について

あるマイミクさんがよしりんの漫画の感想を書いた所、別の方(下記で「○○さん」)からコメントがついて靖国論議になりました。そこに私もコメントしたので、せっかく書いたんだから日記に挙げておきます。 ♪雲をつくよな大鳥居 こんな立派なお社に 神と祭...

戦犯を裁く国内法はあるのか?

その大変な読書量と、深くて真摯な考察で私なんか感心しっぱなしのマイミクのあつしさんが面白いことを書いています。 「ややこしや」 東京裁判批判をする人が往々にして戦時指導者の責任を全く不問に付したり、あるいは戦時指導者の責任を追及する人が東京...

従軍慰安婦は高給取りなのか(2)

高給取り説の根拠は他にもあります。 元慰安婦の文玉珠(ムンオクス)さんが慰安婦をしていたときの稼ぎを軍事郵便貯金として26,145円を貯めていて、その返還を求めようとしていたのですが、彼女は果たせないまま亡くなりました。これは現在の通貨にして数千...

従軍慰安婦は高給取りなのか(1)

「従軍慰安婦は高給取りだった」というコメントを付けてきた人がありました。 >1000万近いギャラを貰って売春した人が強制された >なんて とても思えませんけどね。 >まぁ あんたも もうちょっと現実見たら こんなに高給だったから応募倍率が高く、...

河野洋平さん、大きな功績でしたね

河野洋平 次期選挙に立候補せず政界引退を正式表明 * 河野談話で歴史修正主義勢力からボロクソ言われているけれど、あの談話があったことで日本の道義的権威が失墜しないですんだと思います。 ベトナムの戦時中の大量餓死事件について、「日本が支援で...

映画『南京の真実』

昨日、わが町で映画『南京の真実』の上映会がありました。入場無料だったので、どんなもんかいなと見に行ってきました。その感想を書きます。 長い長い2時間50分(上映前の挨拶を含めれば3時間30分!)でした。まったく無駄な時間を過ごしてしまった。これが...

映画『靖国』の公開にかけられた圧力

自民党の有村治子議員が言いましたね、映画「靖国」に出演している刀匠刈谷氏が、出演シーンを削除するように求めていると。その発言を、刈谷さん自らが否定しています。 「出演は了承していた」 「作品を見て問題があるとは思ってない」 「監督に削除を求め...