2011年11月一覧

「放射能を取り除くのは被害者の責任」 東電の凄まじい責任放棄

どうにもこうにも、あきれ果てたものだ。 福島県のゴルフ場が、放射性物質で汚染された芝生を除染しろと東電に求めた。東電が応じないので、ゴルフ場は裁判に訴えた。 すると、東電は「放出した放射性物質は自分のものではない」と言い始めたのだ。もともと...

上位カーストの少女に恋して殺された少年 インド

インドの少年、身分違う少女にラブレター書き殺害される [パトナ(インド)20日 ロイター]自分よりも下級カーストに属する少女にラブレターを書いたインドの少年が、髪を刈られて通りを引き回された上、列車に投げ込まれて殺害されるという事件が起き...

[政治手法]大阪で約2000名の中学3年生が進路を失った件

橋下元大阪府知事の政策で、大阪で約2000名の中学3年生が進路を失った件について。 大阪では毎年7:3の割合で公立と私立が分担して高校生を受け入れる体制になっていたが、橋下元知事は「そんな枠組みは壊してしまえ、競争原理を導入せよ」とこれをぶち壊し...

アフガンのいま

アフガンのタリバンは、ときどき戦士を混乱させるような指示を下す。「敵に協力する者は女でも殺せ」と命じたかと思うと、「攻撃で民間人を殺すな」と命じる。アフガンのような国で敵の協力者とそうでない人間を、どうやって見分けろというのだろうか。現場の苦労を知らな...

八重山の教科書問題と、カエサルと、織田信長の話11/11

■カエサルのルビコン川と信長の桶狭間 物事を決断するときに、後戻りできないという意味で「ルビコン川を渡った」という定型詞が使われることがある。ユリウス・カエサルがローマを制圧するためにルビコン川を渡った故事からきた言葉だ。 遠征軍を率いて連戦連勝、...

キセノンと再臨界の話

■臨界とは ウランに中性子をぶつけると、核分裂して熱を出します。核分裂のときに中性子が出て、次のウランにぶつかるとまた核分裂します。1個のウランが核分裂して、次の反応がちょうど一個なら、連鎖反応が安定的に続きます。この状態を臨界といいます。 1個の...