大日本帝国の膨張戦略の根源を考える
今日は、日本の対外膨張政策がどうして止まらなかったのかについての考察です。 ■明治時代の専守防衛から侵略への転換 明治政府の国防方針は、当初は海峡と東京湾に砲台を築いて外侵に備えるというものでした。しかし明治前期末から外征方針が本格的に語られ始め、...
2017年5月3日憲法記念日に永眠された泥憲和さん。300万字を超える「行動する思想」のアーカイブです。
今日は、日本の対外膨張政策がどうして止まらなかったのかについての考察です。 ■明治時代の専守防衛から侵略への転換 明治政府の国防方針は、当初は海峡と東京湾に砲台を築いて外侵に備えるというものでした。しかし明治前期末から外征方針が本格的に語られ始め、...
その大変な読書量と、深くて真摯な考察で私なんか感心しっぱなしのマイミクのあつしさんが面白いことを書いています。 「ややこしや」 東京裁判批判をする人が往々にして戦時指導者の責任を全く不問に付したり、あるいは戦時指導者の責任を追及する人が東京...
これは前日の日記の続きですが、それは読まずにこれだけで読んでもらっても大丈夫です。 「とんでも社会科授業──教育技術法則化サークル」 さて、とんでも社会科授業で教えられている、「日本は石油を止められたからやむなく戦争に踏み切ったのだ...
恐ろしい授業が行われている。「教育技術法則化サークル」というのがあるそうで、兵庫にも子組織があるという(「TOSS西風の会」)。このサークルの先生がどんな授業をしているかを紹介するページがあるのだが、一読して驚いてしまった。 「エネルギーでみる大...
『満州国治安維持法』をつくった、満州国司法部司法官、飯盛重任という日本人の話を書きます。この人は戦後、日本の裁判官になった人です。 彼がつくった『満州国治安維持法』。それはこんな法律でした。 満州国治安維持法 第1条 国体を変革することを目...
「9.29沖縄歴史教科書問題県民大会 コミュ」というのがあります。 そこに、1本のトピが立てられました。 「相互理解を深めるための議論トピ」 県民大会を契機に沖縄への関心が高まっています。 私は少なくとも日本人同士においては、どんな認識の人とも...
今日の日記は「東條由布子さん いま何をしていらっしゃるのかな?」 の続きみたいな、そうではないような。 「東條由布子さん」のことにコメントを下さった非戦さんに応信しようとすると、とても長いし大事なことのように思えたので、日記に上げる...
いや、驚いた。てか、自分が世間知らずなんだけど。 東條由布子さんて、いるじゃないですか。東條英機のお孫さんとして有名な、あのおばあさん。あれって、本名じゃないんですね。本当の名前は、岩浪淑枝さんというそうですよ。東條英機の長男、英隆さんのお子さん...
終戦記念日。それにちなんで、ちょっと古い話を書く。姫路でもすでに多くの人が知らないし、面白くもない話だが、知っておいたほうがよいと思うので。 姫路には陸軍第十師団の司令部があった。陸軍に配属された市民は、だいたいが第39連隊と第40連隊に入営した...
護国神社が「日本の息吹」という冊子をくれました。日本最大の改憲派団体「日本会議」の機関誌です。すっげえ面白かった。著者は大真面目に書いているのだが、あまりに内容がトンデモなくて笑うしかない本を、「トンデモ本」という。京都大学教授の中西輝政氏の対談が、ま...