立ち直ってよかった!

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借金で死ぬな! 樹海の看板29人救う
読売新聞 2月23日 14:43
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「借金の解決は必ず出来ます!」。全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会(東京・神田)が、こう呼びかける看板を山梨県・富士山ろくの青木ヶ原樹海入り口に設置して1年余。24時間の相談電話番号も併記して、自殺を図ろうとする人を瀬戸際で助ける試みだ。これまでに少なくとも29人が救われたという。

この看板と警察官のことを以前日記に書いたんだよね。

「青木ヶ原樹海からの再生」

「とにかくいっぺん来て下さい。それからでも死ねるんです」 青木ケ原樹海に自殺しに行った夫婦が、警察官から言われた言葉だそうです。夫婦は警察官から「ここなら何とかしてくれる。必ずしてくれる」と聞かされ、電話した先が「被害者の会」。 商売に失敗...

もの言わぬ看板が、人を救いつづけているんだ。

自分が借金から逃れられたらそれでいい、他人のことは知らないという人も多い。ま、それはそれでいいと思う。

借金で一家が崩壊し、親族からはボロクソに罵られ、自暴自棄になってた人でも、そうなった原因は「借金そのもの」ではなくて「違法な高金利」にあることが多い。働いても働いても借金が減らないのは自分が悪いかのように考えていたんだけど、実はそうじゃなくて、金利が原因だった。

法定金利であれば、自分ほど働いていれば充分に儲かっているじゃないか! こう気付いて自信を取り戻すんだね。借金問題が解決したらバリバリ稼いでいる……という人もいる。人生が立て直せたんだから良いことだ。

サラ金から過払い金を取り戻し、それで滞納した税金を納めた人がいる。長期滞納者だから役所の窓口が困惑したらしい。その人は言った。

「払いたくなくて払わなかったんじゃない。借金で首が回らなかっただけだ。こうやってお金が戻ってきたから、市民の義務を果たしたい。受け取ってくれ」

このことがきっかけで、その自治体では市税滞納と多重債務の関連に気付き、対策を取り始めた。

哀しいのは、せっかく借金から足を洗っても、また元の木阿弥って人が一部にいること。借金の原因が低所得である人は、そこを解決しないとどうにもならない。浪費癖が原因だと、これはもう精神的なものだからねー……

一番素晴らしいと思うのは記事の人のように、「自分のような人を作らないように」「自分のようになっても、立ち直れることを示したい」と思って、多重債務問題に携わるようになった人たちだ。

これは仏教にいう「自利利他」の心だと思う。特に信心はしていなくても、そのこころには菩薩さまが住んでいるように思える。

それで気付いたけど、某巨大宗教団体の皆様が、かなり多いんだわ、多重債務者。この人たちで解決後に多重債務ボランティアになった人って、いるのかも知れないけど、自分は知らないなあ。
その人たちは、まあ客観的現実はともかく、「自分たちは仏だ!」と固く信じていらっしゃるようだ。
借金がなんだ、信仰に邁進すれば勝利の道は開ける! ……てことかなあ。なんか違ってるぞ、と思うけどなあ。