貧乏人を食い物にする紳士たち

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古くからの友人は私のライフワークが多債務・貧困問題であることをよくご存じでしょう。これに関して、自民党の中からまた変な動きが……。

■貧乏人を食い物にする戦略

平将明衆議院議員が中心となって「中小零細企業金融等勉強会」を立ち上げました。一見、中小零細企業を助けるための勉強会かと見まごう看板を掲げていますが、その実は中小零細企業から高金利をむしり取るための理論武装をしようというものでした。

その勉強会の講師が日本振興銀行会長の木村剛!

日本振興銀行というのは日本銀行協会に加盟できない、ナンチャッテ銀行です。木村剛はそこの会長です。3年ぐらい前に日本振興銀行から会長木村の親族会社に多額の不正融資が行われた疑惑が報道されました。木村剛は怒って告訴すると息巻きましたが、現在に至るも告訴できないでいます。報道が事実だったからでしょう。こんなのが講師なんて……普通は恥ずかしくて呼べないでしょう。

■日本振興銀行とサラ金

日本振興銀行がサラ金の三和ファイナンスと仲良しなのは有名です。三和は多重債務対策の世界では悪質な業者として、これも有名です。

サラ金業者の多くは、過払い金の請求があれば返還に応じています。しかし、三和は裁判しなければ話し合いに応じない。裁判で負けて判決で支払いを命じられても、金がないと言って返しません。業を煮やしてこちら側が振込口座やATMを差し押さえると、口座がカラッポ。一方で、貧乏人から債権を取り立てるサービサー部門は結構な黒字で、投資家への利払いが続いています。

こんな会社でも取り立てに失敗した部分があります。なんと、日本振興銀行は、その債権を買い取って回収しているんです。銀行のくせにサラ金の高額な利息をそのまま請求しているんです! この問題では他にも銀行のくせに違法な取り立てをしている証拠があるので、実際の被害が明るみに出れば裁判沙汰になるでしょう。

(サラ金屋本体と債権取り立て業務を分離できるようにしたのは小泉です。しかも債権取り立てを証券化するなどして、黒字のはずなのにこちらが手出しできないような制度を認可したのも小泉です。)

■ハブとコブラの戦い?

民主党のマルチ疑惑といい、何だか日本の二大政党が寄ってたかって貧乏人の生き血を吸ってる図というのは、ゾッとします。

自民党は「マルチ商法による被害者を救済する会」を立ちあげて民主党とマルチ業界との癒着を追及するそうですが、その代表が平沢勝栄。この人、サラ金政治家のドンです(^^;)

マルチとの癒着を追及してくれるのは、そりゃあ有り難いですよ。でもお宅は、サラ金から金貰ってる、サラ金族の代表だろうが! 黒い社会と仲良しだから、黒い情報が集まってくるんだろうね。その情報で民主党を追及してくれるってのは、ま、毒を以て毒を制すってことで、納得しておこうか……

自由民主党 平将明衆議院議員のHPより
http://www.taira-m.jp/

中小零細企業金融等勉強会立ち上げ

私は、自民党議員を対象に中小零細企業金融等勉強会立ち上げ、本日第一回の勉強会を開催しました。講師には英国の調査機関‘ポリシス’のアナ・エリシオ女史をお招きしました。アナ女史は世界各国で消費者貸付の保護と規制について広範なリサーチを行なっており、この分野の世界の第一人者です。先般の我が国の貸し金業法改正等上限金利制限が、経済にどのような悪影響を及ぼすか各国の政策を比較して説明されました。世界的な金融危機の真っ只中ではありますが、それだけが今日の日本の金融機能不全の原因だと考えると本質を見誤ります。日本独自の問題が山積していることを直視し、その対策を講じていかなければなりません。野田毅元自治大臣や猪口邦子元少子化担当大臣ら議員17名、代理50名の出席がありました。
次回は日本振興銀行会長の木村剛氏を講師にお招きし、中小零細企業の金融の現場からのお話しをいただきます。また、本勉強会の成果を取りまとめ、麻生総理や党執行部に近く提言をする予定です。