怒りたくはないんだけど(自衛隊批判者に対して)

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自分は護憲派なので、護憲派どうしで言い争いはしたくありません。
したくありませんが、現実を無視したことを言われると、それも自衛隊に対して言われると、カチンときます。
沖縄戦裁判のトピの書き込みに、なんかムカッときました。

憲法改正による自衛隊の国軍化の為には、やはり旧日本軍の悪行はちょっとでも隠したいと言う日本政府の自衛隊への親心だったのだろうか。

これに対して以下のコメントをしました。

「憲法改正による自衛隊の国軍化の為には、やはり旧日本軍の悪行はちょっとでも隠したい」という分析には同意します。

「日本政府の自衛隊への親心」という部分には同意しません。

日本政府にとって自衛隊は単なる道具です。政府にとっては自衛官も道具です。親心などあるはずがありません。親心があるなら、危険な戦闘地帯にろくな防護も武器もなく送り出すようなことはしません。

海外派兵の実績づくりのため、自衛隊は機関銃一丁でモザンビークに送られました。武装勢力は対戦車ロケットや大砲までもっていたのに。

自衛隊輸送部隊は危険なゴラン高原でいまも黙々と任務を遂行中ですが、外遊した政治家が激励に行った話など一度も聞いたことがありません。

イラク派遣部隊は自衛官の生命をアメリカへのプレゼントとして差し出したものです。装甲のない高機動車が主力のイラク派遣部隊が一度もIEDの被害に遭わなかったのは、憲法第九条の下の自衛隊として、治安活動に関わらず、地元住民と平和的に交流した現地部隊の努力のたまものです。

自衛隊は命令に従うしかない実力部隊です。自衛隊を動かすのは政治の側です。命令するのは政治家なのです。そしてその政治家は自衛官の生命など虫けらぐらいにしか考えていない。それでいて、犠牲者が出ればそれをまた英雄として持ち上げて、憲法改悪の道具にするでしょう。

無茶な命令を黙々とこなし、報われることもなく、大切にもされず、平和主義者からは目の敵にされ、それでも自衛官は働いています。自分たちを死地に送る者たちの安全のために。自分たちを非難する人たちが侵略の被害に遭わないように。それが法律で定められた自分の任務だからです。

自衛隊を拡充するのも、縮小するのも、あるいはなくすのも、主権者たる国民の思いのままです。自衛隊をなくしたいなら、議会で多数を取ればいいのです。がんばって下さい。

トピ違いは承知ですので、これ以上のコメントは差し控えます。失礼しました。

コピーして貼り付け、改めて読んでも、なんかすごく怒ってる文章だなと思います。
非武装論を唱える人たちは間違っていると思うけれど、それを発言する権利と自由は大切だから、それを擁護する側に自分は立ちます。

辺野古の基地調査に動員された海上自衛隊の隊員が、基地反対派に銃を向けたと聞きました。
事実であれば、国民に銃を向けるなど、戦時中の沖縄派遣軍と同じではないかと腹がたちます。
そういう馬鹿者がいるのなら、「お前たちの仕事は国民を守ることなのか、それともくされ政治屋の基地利権を守ることなのか。日本の主権をアメリカにくれてやる手伝いをして誇らしいのか」と問いただしてやりたいと思います。

しかし。
なんか割り切れないモヤモヤがあるんですよねえ、平和主義の人たちの論理と行動に。

イラク派遣部隊についてはろくな給水活動ができなかったとバカにされますが、自衛隊にはもともと自活用の浄水能力しかないのです。それなのにそんな任務を与えたのは与党であって、やらせてほしいと自衛隊が頼んだわけではありません。なのに、なんで自衛隊が悪く言われなくてはならないのか。行きたくもないのに危ない所に行かされて、それで文句言われて、ほんと、割に合わないことです。

と、愚痴を書いてみました。
ま、書くだけ書いたらちょっと気分がおさまった。
うん、先のコメント、やっぱり削除しとこう。ハア……