「争点隠し」に加担するお粗末なメディアの報道

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自民、12年ぶり比例第一党か…参院選序盤情勢
読売新聞 7月6日 10:25
*http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2494349

メディアもさすがに「争点がない」とは言いにくいのかな。
「焦点がない」といいはじめた。
「これだ、という争点を野党が絞り込めていない」と野党側を批判している。

郵政選挙みたいにワンフレーズで選挙をしろというのだろうか。憲法、景気、原発、消費税、働き方の問題など、課題は山ほどある。どれを取っても一級の争点であり、何か一つに絞ることなどできるはずがない。

大手メディアはむしろ争点かくしに荷担しているではないか。

自民党が「国土強靱化に全力を挙げる」(10年間で200兆円も建設事業に流してやる)見返りに、4億7千万円献金しろとゼネコン団体に迫っていた。税金をエサに金をむしろうという、昔の自民党に舞い戻ったさもしい振る舞いだ。

ところがこれをメディアが報道しない。電波メディアは「報道ステーション」が流した程度。活字メディアは全国版は毎日新聞社と時事通信社だけ。地方紙は北海道新聞など4紙だけ。

自民党の資金づくりに200兆円も借金して仕事を作り、返済は消費税などという政策が政策の名に値するのか、そこに切り込む報道は皆無だ。とある選挙特集で、「消費税は実施されるのが確実だから、もはや争点ではない」などと語っていた。原発に関する報道もめっきり減った。

肝心なことを報道しないでおいて、そのくせ争点がぼやけているなどと野党に責任転嫁する報道機関など、報道機関の名に値しないのではないだろうか。