海兵隊の英雄による反軍・反米の主張言

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スメドリー・バトラー将軍は米国海兵隊の英雄だ。1898年に16歳で海兵隊に志願し、7つの戦争に参加して、一番下の階級から将軍にまで上り詰めた。部下と共に塹壕で寝泊まりし、無謀な作戦は行わず、しかも常に勝った。合衆国史上最も多くの勲章を受けた将軍でもある。

彼は退役後の1935年、一冊の本を書く。
『War is a Racket(戦争はあこぎな商売)』

私は33年と4カ月、この国で最高の機動力を誇る海兵隊の一員として多忙な軍務に明け暮れた。少尉から少将まで、すべての階級を勤め上げた。そしてその期間のほとんどを、大企業やウォール街、それに銀行家のための高級ボディガードとして働いた。早い話がごろつきと同じ。資本手主義のためのギャングである。

戦争はいかがわしい商売だ。わずかの人が儲け、多くがツケを払う。ものすごく少数の人だけが戦争から膨大な利益を得る。戦争中に多くの企業は、平時の10倍にのぼる収益を上げた。でかい収益は、誰が負担するのだろうか。われわれみんなだ。そう、税金で。

しかし、最大のツケを払うのは兵隊だ。青年たちが農場や企業や工場や教室から連れ去られ、軍隊に放り込まれた。彼らは改造され、作り直され、「回れ右」をさせられ、殺人を当然と教え込まれる。集団心理によって完全に改変される。

恐ろしさに子守唄を求めて死にゆく者たちのうめき声と叫び声を聞きながら、誰かを撃ち、自分自身が撃たれ、何日も腹を空かし、泥と冷気と雨のなかで眠る塹壕のなかで、彼らはツケを払ったのだ。彼が、眼や足を失い、あるいは心に傷を負って帰宅すると、家族も同じように、あるいは彼以上に苦しむ。

銀行、投機家、武器メーカー、造船会社、航空機メーカー、戦時に収益をもたらす、その他もろもろのものを製造する企業の役員たち、部長たち、強力な経営幹部たちを徴兵せよ。そして、塹壕で若者たちが得ているのと同じ月30ドルを支払ったらよい。

もしも戦争交渉に関して秘密が禁止されていれば、もしも報道機関がこの会議に招かれていれば、もしも会議の模様がラジオで中継されていたならば、米国が大戦に参加することは絶対になかっただろう。

堂々たる反軍・反米の主張である。これと同じようなことを自衛隊の退役幹部が語ったらどうであろう。安倍さんをはじめとするネトウヨが発狂して、反日だ売国だと金切り声を上げることうけあいである。

では、バトラー将軍はその後どうなっただろう。沖縄に、キャンプ・バトラーという地区がある。沖縄県北中城村。キャンプ瑞慶覧にある、海兵隊の総司令部だ。司令部の建物はビルデイング・ワンと呼ばれており、沖縄に駐留する空軍、陸軍、海軍の調整及び代表も兼ねているので、まさしく在沖米軍の総司令部と言ってもよい。

沖縄の基地名は、キャンプ・バトラーを除いてあとは全部、沖縄戦の英雄の名を冠している。バトラー将軍は1931年に退役したから沖縄戦に無関係だった。にもかかわらず、総司令部にその名を冠するのだから、反軍の立場に身を置いてからも、彼はなおも海兵隊の英雄だったのだ。国家公認の英雄なのである。

むろん、キャンプ・バトラー司令部が存在することそれ自体については、私たちにとって忌々しい事実である。しかしそのこととは別に、キャンプ・バトラーが米国の言論の自由の強靱さを示して余りある例であることも、事実だ。アメリカの良いところは真似をすればいいと思う。

ひるがえって、日本はどうか。日の丸に礼をしないとか、君が代を歌わないとか、そんなことで職を失うこともある。まるで全体主義国家のようだ。参議院選挙は、こんな非民主的で窮屈な日本の現状を変革し、憲法改悪を阻止するチャンスだ。

安倍に一泡吹かせてやろうじゃないか!