[政治手法]橋下知事は血も涙もないのだろうか

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いくら何でもこれはひどい!

再来年にはそこに高速道路を通すんだと言って、橋下知事が保育園の畑を強制的につぶしました。園児が育てたサツマイモが、泣く園児の目の前で引き抜かれました。収穫2週間前に。

府の行政代執行に抗議する人の中には、うつぶせになって子供たちの植えたサツマイモ畑を守ろうとする男性もいた=16日午前9時39分、大阪府門真市、日置康夫撮影

大阪高等裁判所が立ち退きの是非について判断を下すのも、2週間後。その決定が出る前に、大阪府は橋下知事の命令で強制代執行に踏み切りました。

なぜ? まだ買収できない土地は沢山あるそうです。保育園の畑をつぶしても、その問題は片づきません。2週間ぐらい待ってもどうということはありません。

なぜ? どうしてそんな心ないことができるのか。くやしくて涙が出そうです。

バスを待つためにパソコンを開いたんですが、このことを知ったので心が落ち着きません。バスはやめて歩き瞑想しながら帰ろうと思います。心を静めないと、神経が高ぶって眠れそうにない。

園児のイモ「なぜ抜く」 第2京阪用地、大阪府が代執行8/10
朝日新聞
2008年10月16日17時3分

大阪府は16日、第2京阪道路の用地として、門真市の北巣本保育園の畑771.17平方メートルに行政代執行をかけ、強制収用した。月末の芋掘り交流会に向け、園児たちが育ててきたサツマイモや落花生が引き抜かれ、整地された。

午前7時半、大阪府用地室の職員ら100人が農地を囲うフェンスを撤去し、代執行を宣言。8時から、農作物を引き抜き、ご神木のエノキの下にある地蔵尊などを撤去した。

畑には早朝から、保育園理事の松本剛一さん(49)ら約30人の地域住民、園児の保護者らが集まり、「収穫までのあと2週間をなぜ待てないのですか」と抗議した。「サツマイモ畑には子どもの思いがどれだけ詰まっていると思っているのですか」と、叫ぶ保育士らが畑にうつぶせになり、府職員が数人がかりで排除する場面もあった。

松本さんが出している執行停止の申し立てについて、大阪高裁が30日に決定を出す予定。司法判断を待たなかった理由について、府は「10年3月末に予定されている第2京阪の全線供用開始に間に合わなくなるため」としている。

第2京阪道路は、京都市伏見区と門真市を結ぶ28.3キロの自動車専用道路で、国道1号の渋滞を緩和させる役割が期待されている。浪速国道事務所によると、事業用地は保育所の畑を除き、まだ7件、約3千平方メートルが未買収だ。(阿久沢悦子)

大阪府の橋下徹知事は16日朝、報道陣の取材に答え、「府は4月から任意交渉を誠実に続け、慎重な対応をしてきた。(高裁の決定まで)今後2週間遅らせると、通行料で6億~7億円の損が出てくる。公の利益のためということで、園の所有者には申し訳ないがこのまま代執行をさせて頂く」と説明。イモの収穫については「なぜ2週間早く(収穫を)して頂けなかったのか。執行前に、菜園を使った別のイベントをやることもできたのでは」と話した。

!!!損が出る・・・?開通を送らせるとその分だけ通行収入が減る?損害が発生するのではない。取らぬ狸の皮算用で、あてにもならない交通量算定で、紙の上で計算した収入が減る予定というだけではないか。損が出るだと?それで強制代執行?・・・この男は何者だ。人格が崩壊しているのではないか。真剣にそれを疑うしかない!!!

http://www.asahi.com/national/update/1016/OSK200810160061.html

野菜刈り取られ…涙ぐむ園児 保育園の畑を大阪府が行政代執行
産経新聞

第二京阪道路(京都市伏見区-大阪府門真市)の建設予定地に位置する北巣本保育園(門真市)の野菜畑を撤去する大阪府の行政代執行が16日早朝から始まった。保育園側は2週間後に近くの保育園と合同でこの野菜畑を使ったイモ掘り行事を控えており、職員ら約50人が「子供たちの野菜を奪わないで」と反対の声をあげたが、府は代執行を強行。園児らが育てた野菜を刈り取り、敷地の立ち入り禁止措置を取った。

橋下徹知事は「府はこれまで誠実に交渉してきた。供用開始が遅れると通行料で6億、7億円の損害が出る。申し訳ないが理解していただきたい」とコメント。「イモ掘り行事まで待ってほしい」という要望には「なぜ2週間早くイモ掘りをしなかったのか。もっと早く園児を喜ばせる方法があったはずだ」と保育園側の対応を批判した。

!!!だったらなぜ強制手段を2週間待てなかったんだ!!!

これに対し、野菜畑の所有者で同園理事の松本剛一さん(49)は「イモがちゃんと育つにはあと2週間はかかるし、そもそも代執行の通知があったのは10日前で行事変更にも無理があった。府の都合で子供の気持ちを踏みにじったのは許せない」と怒りを隠しきれない様子だった。

壊されていく畑を泣きながらにらむ園児たち=
16日午前8時12分、大阪市門真市(桐山弘太撮影)

代執行はこの日、午前7時半から開始。府職員ら約100人がシャベルやカマなどで園児らが今春から育ててきたサツマイモやトマトなどを刈り取った。作物は段ボールに入れられ、府が保管。園側の要望があれば返却されるという。

保育園の職員や保護者らは「子供たちが育てたお野菜です」などと記されたプラカードを掲げ「子供たちの野菜を奪う権利が橋下知事にあるのか」と声をあげ、あたりは一時騒然となったが、府は周囲をフェンスで囲い、敷地内を立ち入り禁止とする措置を取った。野菜畑には登園前の園児も立ち寄っていたが刈り取られた野菜を前に涙ぐむ場面も見られた。

野菜畑は約20年前から園児用の菜園として利用。第二京阪の建設のため、平成15年から用地買収の交渉が始まっていたが、保育園側は「大切な食育の場」と拒絶していた。

府は今月6日、強制的に撤去させる代執行令書を保育園側に交付。園側は立ち退き取り消しを求めた裁判を起こした。訴訟はまだ係争中で、大阪高裁が30日に決定を出す予定となっているが、府は高裁決定を待たずに代執行に踏み切った。

http://sankei.jp.msn.com/politics/local/081016/lcl0810161139000-n1.htm

■追加コメント

土地の名義がどうかという事実についてはよく知らないのですが、普通に考えればですね、4月に名義が変わっていて園長が所有者でなくなっているのなら、彼は明け渡し反対訴訟の当事者になれないし、即時抗告だって受理すらされないんじゃないでしょうか。それができるのは所有者だけで、借りたばかりの土地の賃借人には権利がないと思うんですがねえ。

芋を取りに来いというのは、土地の果実は収容の対象にならないんで返さなきゃいけないんですが、地面の下の果実は収容の対象になるんです。民法の「物権」の条文を杓子定規に解釈すればそうなるんです。だから本来なら大阪府の所有物なんだけど、ほしけりゃ返してやるよということなんではないですか? この情け容赦のなさには、どうも法律屋の匂いがします。

で、話をもどしますが、名義が変わっているというのは“収容決定が認可されている”という意味じゃないんでしょうか。

収容が認可されているのだから強制執行したと言うのが橋下知事の言い分です。たしかに法的には間違っちゃいません。が、その認可が果たして正当か否かを、いま保育園は問うているんですよね。その結論が、まだ高裁で出ていない。

ただ、即時抗告には執行を止める力がないんです。ですから高裁の結論が出ていないのに執行したのは、最低限「法律的には」違法ではないんですよね。早朝などを選ばず、園児がやってくる時刻に合わせてその目の前で執行したのも「違法ではない」。だけど自治体の行政って、そんなものでしょうか。

それと園児を利用するなという話ですが。聞いたところでは執行と鉢合わせした園児は祖母に連れられた一人だけで、泣き出したのですぐに現場を立ち去ったそうです。いつ行われるのかわからない執行のために、園児を動員するのは難しいんじゃないでしょうか。

まあ傍目にも勝ち目のない抵抗を、どうして園長がしているのか私にはわかりません。
ただ、地も涙もない法律屋のやり口を是認することは出来ないですね~。

■追加コメント

使役される職員も子の親ですから、職務とは言えつらかったと思います。仕方なく心に仕事の仮面をかぶせ、鬼になったのでしょう。人格異常の権力者は周りをも異常性の渦に巻き込みますね。本当に罪なことです。きょう、府庁に抗議するつもりです。

橋下はやることが常軌を逸していますね。 しかもだんだん行動がエスカレートしています。単に粗暴なだけでなく、常に立場の弱い者をターゲットにしており、ささいなことを過大な問題に仕立てて容赦なく責めたてる手口はやくざと同じですよ。

情動的アジテーションで他人を操作して自己満足するタイプやから、ナルシストなのは確かですね。プラス、サイコが入ってると思います。軽度の境界性人格障害を、私は本気で疑い始めましたよ。彼はやることが露骨に権力的になってますよね。強権的手法が段々エスカレートしてます。権力行使に酔うタイプじゃないですかね。いちばん権力を持たせてはいけないタイプの人物です