「私のパーティ券なら税金で買ってよし」 参院選出馬の山田宏・杉並区長

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政治資金集めのパーティ券を税金で買っても問題ないという人が現れました。
http://www.mynewsjapan.com/reports/1254

それは東京都杉並区長の山田宏さん。自分の政治資金集めのために桜井よしこをゲストに呼んで、「桜井よしこ・山田宏講演会」というパーティを開きました。主催は区長の後援会「杉並No.1の会」。そのパーティ券を「政務調査費」で買ったのは、公明党の杉並区議会議員3人です。

「政治資金パーティ券を税金で買うなんておかしいじゃないか、区長は3人にその金を杉並区に戻させるようにしなさい」という裁判を起こされたのが、昨年の10月です。その裁判で、区長側はとんでもない答弁をしているんです。

1.「政務調査費」で「政治資金パーティ券」を買ってはいけないと定めた規則はない。
2.パーティ収益を「政治資金」に使うかどうかは主催者の決めることで、パーティ券を買った議員の知ったことではない。
3.議員はその集まりが「政務調査」に役立つと思って買ったんだからそれでいい。

なんと無茶な言い分でしょうか。

1.「政務調査費」で「政治資金パーティ券」を買ってはいけないと定めた規則はない?

規則がなければ、何に使ってもいいんでしょうか。政務調査費として使うのに相応しくないものを全部一から十まで並べ立てないと、議員には善し悪しが分からないんでしょうか。たこ焼き器を買ってはいけません、交通違反の罰金を支払ってはいけません、少年ジャンプの定期購読は政務調査ではありません……議員とか区長は、こんなことをいちいち規則で定められなくては判断できない子どもなんでしょうか。いや、子どもでもこんな屁理屈言いません。

2.パーティ収益を「政治資金」に使うかどうかは主催者の決めることで、パーティ券を買った議員の知ったことではない?

どの口がこんなことを言うのでしょう。主催者は自分の後援会じゃないですか。政治家の後援会が収益を政治活動以外の何に使うというのでしょう。政治活動以外のことに使ったら、後援会員に対する背任じゃないですか。

3.議員はその集まりが「政務調査」に役立つと思って買ったんだからそれでいい?

主観的にどう思ったかで違法性が阻却されるなら、病気治しに役立つと思って他人を殴り殺してもいいことになります。暴力団は脅したつもりはないと言うし、事件加害者は殴ったつもりはないといいます。京大法学部を出ていながら、なんというつまらん男でしょうか。大学や政治活動で習得したのがこんな屁理屈能力だったのでしょうか。こんなのを何度も区長に選ぶ杉並区民は、どこがよくて選んだのでしょう。

山田宏さんとはこんな人。

京都大学法学部を卒業後、松下政経塾に第2期生として入塾。1985年新自由クラブから東京都議選に立候補し、最年少で当選。前原誠司、中田宏らと共に日本新党の設立に参画する。1993年、第40回衆議院議員総選挙に立候補して初当選。日本新党の立法調整委員長(国会対策委員長)に就任する。日本新党の解党後は新進党結党に参加する。1995年党首選で当時47歳の鳩山邦夫を担ぎ、「鳩山邦夫総理実現」を目指した。1999年、東京都杉並区長選挙に立候補し、当選。2010年、地方自治体の首長経験者らで日本創新党を結成、自らが党首に就任した。5月25日、第22回参議院議員通常選挙の比例代表区へ出馬のために5月31日付で辞職表明。