やくざ銀行がつぶれますように

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1498660786&owner_id=12631570

振興銀を行政処分へ=内部管理体制に不備―金融庁
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1222705&media_id=4

こういうナンチャッテ銀行が大きい顔で銀行のふりができたのが、小泉=竹中改革時代でした。ゼニの亡者がスーツ着て紳士面ができた、とんでもない時代でした。

自民党時代末期から行きすぎた金融ジャングルに規制がかかりはじめましたが、民主党はどうなんでしょうか。ちゃんとした金融行政をやってくれるのでしょうか。下のようなサラ金応援団に丸め込まれないようにしてほしいもんです。

以下、ニュース報道ですが、赤字の部分は私が挿入した補足です。

改正貸金業法で闇金バブル到来 最大の“被害者”は専業主婦 – 政治・社会
ZAKZAK 2010.05.25
*http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100525/dms1005251630017-n2.htm

6月18日から施行される改正貸金業法に、街金からサラ金業界まで各方面から批判が出ている。法律の施行で正規の貸金業者の大淘汰が始まり、債務者の多くが闇金に流れる危険性があるというのだ。正規業者から闇金への“看板替え”も目立ち始めており、サラ金業界に近い専門家は「債務者を救うどころか、逆に追いつめる結果になりかねない」と警告している。

改正貸金業法は、社会問題化している多重債務者を減らすため、2006年に制定。以後、段階的に施行され、来月18日に完全施行となる。

過重債務の“元凶”とされた(1)グレーゾーン金利の撤廃(2)上限金利の引き下げ(15-20%)(3)「借入総額が年収の3分の1を超えてはならない」という総量規制-が同法のキモだ。

これに対し、「法律の改悪だ」との声がサラ金業界のあちこちから上がっている。『2010年6の月、500万人が夜逃げする』(講談社)の著者で経済アナリストの水澤潤氏はサラ金を擁護する立場から問題点をこう指摘する。

「06年の改正で、正規の貸金業者(=日掛け金融、03金融、トイチ業者など正規の貸金業者を装って暴利をむさぼる実質ヤミ金業者)の数は最盛期の10分の1の4000社にまで減少しました。完全施行でさらに淘汰が進み、業者は半減するでしょう。廃業した零細業者がもともと遵法意識の希薄なことも手伝って闇金に転業するケースもあり、取り締まりの手をゆるめれば正規業者よりも闇金業者の数が多くなる事態も想定されます」

こうした背景もあり、闇金の手口は徐々に洗練している。

「最近のトレンドは、破綻させない程度に債務者からカネを搾り取るソフト闇金。総量規制にひっかかって正規業者から借りられなくなった客が手を出す事例が増えている」(警視庁関係者)

金融庁によると、消費者金融などの利用者は全国で約1420万人(今年3月末現在)。「そのうち半数が総量規制に該当し、闇金の潜在的な“顧客(=被害者)”となる可能性がある」(業界関係者)という。

中でも、最大の“被害者”となりそうなのが、専業主婦だ。

「無収入の主婦に対する貸し出し審査が厳しくなり、金を借りるには夫の同意書が必要になる。ところが、消費者金融から借金をしている専業主婦の約4割は夫に内証で借りているといいます。夫にバレるのがイヤで闇金に手を出し、返せずに風俗へ…というパターンも増えそうです」(都内の金融業者)

消費者金融大手6社はすでに、専業主婦への貸し出しを縮小。6月以降の新規契約は受け付けず、既存顧客にも追加貸し付けはしない方針だ。

「低所得で、借金で自転車操業の生活を送っている人は、緊急時の生活費や医療費を借りることも難しくなる(行政が生活セーフティネットを構築しないでこれまでのように自助努力だけに任せていると貧困問題がますます大きな社会問題となる)。結局、この法律で潤うのは(*末尾どろ注)、銀行と過払い請求で暴利を上げる悪徳法律家と正しい政策まで非難してサラ金から原稿量をもらう売文家だけです」

*どろ注:
この法律によって、記事に書かれている以外に以下の人たちも潤います。

  • 被害者にならなくてすむ人(TVCMにつられて簡単に借金する機会が減るため)
  • 安易な借金から足を洗う人
  • 犯罪的ヤミ金との競争に勝ち抜いた大手サラ金