「給料の上がりし春は八重桜」

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「給料の上がりし春は八重桜」
ご存知安倍さんの俳句(てか川柳)ですが。

ツイッターで下の句を募集したらいろいろ集まりました。

「給料の上がりし春は八重桜」 夢と知りせば 覚めざらましを
「給料の上がりし春は八重桜」 散らす風こそ 消費税かな
「給料の上がりし春は八重桜」 散った非正規 踏まれて悶死
「給料の上がりし春は八重桜」 けふ九重に 税は増えます
「給料の上がりし春は八重桜」 かえり見すれば 民かたぶきぬ
「給料の上がりし春は八重桜」 八重にあがるは 消費税かな

ところで「上がりし」の「し」は完了の助動詞「き」の連体形。
その「完了のき」について、こんな説明がありました。

「き」は「過去のある時点で起きたこと、それも自分が体験したことを回想するなかで用いるのが基本の助動詞である」(今野寿美『短歌のための文語文法入門』)

すると「給料の上がりし春」を文法的に正しく読み取れば、それは安倍さんの体験であると。回想して詠っておるのであると。

意味的には

「私は給料があがったなあ」

こういうことですね。
八重桜のように上がったわけですよ。

うっさいわ、お前の給料があがったことなんかしらんわい、自慢しとんかいや、と言いたくなる俳句(てか川柳)ですが、そこは上品に下の句で返すことにいたしませう。安倍さんだけ、よろしおすなあというような句です。

「給料の上がりし春は八重桜」 一輪のみぞ 咲き誇るかな

安倍死ね