お前が言うな! 派遣村を批判する石原慎太郎の「甘えた話」

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■石原知事 派遣村「あの程度の行事」 入所者「甘えた話」
毎日新聞 01月08日19時30分

国と東京都が開設した「公設派遣村」で多数の入所者の所在が分からなくなっている問題(*編集注)を巡り、石原慎太郎知事は8日、「こっちは国に頼まれてやったこと。国の役人が現場へ来て手伝ったらいい」と述べ、国の責任を強調した。鳩山由紀夫首相や閣僚が派遣村を視察したことについては「あの程度の行事に総理大臣が出かけて行くべきじゃない」と批判。「私は行きません」と断言した。

公設派遣村は国が費用を負担し、実施場所の確保や運営は国の要請を受けた都が受け持っている。石原知事は「本当は現場を構成するはずの国が何もしないでおいて、総理大臣が(視察して)『お気の毒ですね、大変ですね』っていうことで済むのかね」と述べた。

公設派遣村は5日から、日雇い労働者向け宿泊施設「なぎさ寮」(大田区)に拠点を移し、2週間の期限で入所者の支援を続けているが、石原知事は「期限は延長しない」と明言。入所者については「仕事をあっせんしたら『それは嫌だ』と言い、とにかく生活保護をもらえれば結構だという人もずいぶんいる。甘えた話だと思います」と語った。【市川明代】

■新東京銀行で1000億円の出資金行方不明

石原都知事のリーダーシップで東京都が開設した「新銀行東京」で1000億円の出資金の行方が分からなくなっている問題を巡り、石原慎太郎知事は8日、「こっちは議会に頼まれてやったこと。融資の口利きをした公明党議員が現場へ来て手伝ったらいい」と述べ、議員の責任を強調した。金融庁が銀行法に基づく業務改善命令を出したことについては「あの程度の問題に金融庁が乗り出すべきじゃない」と批判。「私は責任取りません」と断言した。

新銀行東京は石原都知事の強い意向で東京都が設立資金を負担し、顧客の確保や運営は石原都知事とつながりの深い経済人が受け持っている。石原知事は「本当は金融支援するはずの国が何もしないでおいて、金融庁が(検査して)『でたらめですね、ひどいですね』っていうことで済むのかね」と述べた。

新銀行東京は昨年から、都の予算400億円を受けてからも相変わらず議員の口利きによる融資やずさんな融資管理で営業を続けているが、石原知事は「銀行は破綻させない」と明言。批判する都民については「広域暴力団に融資をあっせんしたら『それはダメだ』と言い、とにかく都の財政さえ助かれば結構だという人もずいぶんいる。1000億円や2000億円ぐらいのことで、ケツの穴の細かい話だと思います」と語った。

*編集注:日雇い労働者向け宿泊施設「なぎさ寮」(大田区)に入所する557人のうち46人が無届けで外出していた。