日本トムソンの派遣切り その後

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日本トムソンは違法な派遣契約だったことを認めて、希望者全員を直接雇用しました。

しかし短期契約社員としてです。しかも、給料を派遣時代よりも大幅に下げました。こんなやり方は脱法行為だ、許せない!と、青年労働者たちは苦しくなった暮らしをアルバイトで補いながら、全員が組合の隊列にとどまって闘っています。

以下は、本日神戸で開かれた自由法曹団の総会での、青年労働者の訴えです。青年は、確実に成長しています。

以下、訴え。

僕が日本トムソンの派遣仕事を選んだのは、派遣元のプレミアラインが「いずれ正社員になれる」と約束してくれたからです。

日本トムソンの仕事は難しいので挑戦のしがいがあり、面白いと思いました。加工温度で製品の寸法が変わるのを予測して、千分の一ミリ単位でピッタリとした精度を出す先輩社員の仕事にあこがれ、いつか自分もあんな仕事ができる社員になりたいと思いながら働いていました。

僕が労働組合に入ったのは、雇い止めが通告される以前でした。いずれは雇い止めになるという噂が社内を飛び交っていました。そんな時、仕事でお世話になっている正社員の方から、組合に入らないかと誘われたのです。そのときの話はこうでした。

「不安定な派遣社員の立場から自分たちの身分を確立しようとすれば、誰かが声をあげないといけない。そうしないと何も変わらない。労働組合に入らないか」

僕はその通りだと思い、組合に加盟しようと思いました。ところが、その人はこう続けたのです。

「しかし最初に声をあげた者は、会社から睨まれることになる。他の派遣社員が正社員の地位をかちとったとしても、君だけは、撥ねられるだろう。昔、百姓は一揆を起こして暮らしを守ったが、リーダーはハリツケになった。みんなは少し幸福になったが、一揆のリーダーは全然幸せにならないで犠牲になった。世の中はそういうものだ。でも誰かがやらなければならない。そうしないと何も変わらない。どうだ、やってみるか」

聞いてくださっている皆さんは、無茶なことを言うなあと思われるかも知れませんが、僕はそう思いませんでした。話を聞いている内に、誰かがやらなけれならないのなら、やろうかなという気になっていました。多分、その人がウソを言っていないと感じたからです。

では、僕は正社員になれなくても覚悟のうえかといえば、そういうわけにはいきません。たたかいを始めた以上は、勝たなければなりません。会社や世の中に声をあげれば不利な目にあうのが当たり前だったら、僕のような向こう見ずしか声を上げないでしょう。

どれほど上の人に不都合でも、正しい意見、当たり前の意見であれば、誰でも言えるし、正しいありかたに変えるための行動ができる。そんな世の中にしていかなければなりません。そのためには、正社員化を求めてたたかった派遣社員が、一部上場の大企業に勝ってみせなければならない。いま、ぼくはそう思っています。

「たかが派遣社員」、こんな風に見下していては、大企業でも大やけどをすることもある。そのことを世の中に示したいと思っています。

ぼくには学歴もないし、お金も知識も経験もありません。しかし、ぼくには組合の仲間がいます。みんなと手を組んで、最後まであきらめないで、勝利するまでたたかう決意です。

どうか、ご支援をよろしくお願いいたします。

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