電力は足りていた!日刊ゲンダイの記事について

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この日記は、とあるメーリングリスト参加者(複数)に送信した個別メールです。
皆様は、どう考えますか?

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本日の日刊ゲンダイ記事を要約した○○さんの投稿、興味深いです。

原発がなくても電気は足りていたという記事です。

↓○○さん投稿の要約

政府の節電要請のあった7/2~8/12のうち、最大需要は大阪が36.7度であった8/3の午後2時台の2681万kw、これは猛暑の2010年夏(大阪の最高気温36.6度)より高い気温だったのに、使用電力は414万kw少なく、率にして13%少なかった。これは東京新聞の調べです。

企業、家庭の努力により猛暑でも需要は2500~2600万kw、他方供給は原発なしで2750万kwでした。大飯再稼動なしで十分行けたのだ。

↑要約ここまで

んんん?あれれ? 発電能力が2750万kw、最大需要が2681万kwなら、その余裕は69万kwです。余裕と言えるのかな、これは。実質、足りていないのではないかな?

原発なしの供給能力である2750万kwには、揚水発電も含まれています。ところで関電の揚水発電能力は、大飯原発を再稼働したことで、100万kwも上がりました。それでも69万kwしか余裕がなかったのだから、原発がなかったら足りてないことになります。計算上はそうなります。この状態で火力発電所がオーバーワークで故障するとかしたら、たちまちえらいことで、どうにもならなかったはずではないのかな。

まだあります。節電したから何とかなったけど、節電なしの2010年には3095万kwが最大需要だったので、節電しなかったら300万kw以上の不足だったことになります。原発で上がった揚水発電の分を差し引くと、400万kw以上の不足です。

これまで原発の生み出すエネルギーにどっぷりつかって生きてきたのが私たちです。生活部分だけでなく、製造業界も、運輸・商業も、医療業界も、上下水道を初めとする公共部門も、その他のハードもソフトも、社会的インフラのかなりの部分が、原発の生み出す電力に支えられてきました。

原発依存は何も上層部だけでなく、私たち自身もそうですから、抜け出すにはかなりの出血を覚悟せねばなりません。どこまで耐えることができるのか、あまりに急激にブレーキを踏むと、反動が大きすぎないだろうか。しかしそういって躊躇しているとぐだぐだになり、支配側にごまかされて先延ばしされるばかりだろうし。

このへんをきっちり見極めて、運動内部からの反発を覚悟で確かな進路を指し示す何者かがいないと、いずれ国民の多数派庶民から「言ってることはもっともだけど理想論だね」といなされて終わりっていうことにならないか、そんなことをふと思いました。

と書きつつ、MLの空気を読んでしまっている自分なのですが。