原発のない日本を私たちの手でつくろう(集会アピール案)

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まだ(案)の段階だから、手直しができます。
ご意見お願いします。

自分は瓦礫処理に賛成だし、過度の危険情報は有害だと思っていますが、関電姫路支店前行動のメンバーの中には、そう思わない人もいます。立場の調整に一工夫必要でした。

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原発のない日本を私たちの手でつくろう(集会アピール案) 

あなたはどのような世界に暮らしたいですか?どのような暮らし方を望むにせよ、原発事故はあなたの暮らしそのものを破壊します。

福島第一原発事故は、広大な大地を、人の住めないところに変えてしまいました。半径20kmに住んでいた16万人もの人々が、いまも故郷を追われて流浪しています。
原発事故の被災地では、子どもたちが外遊びを制限されています。あなたは原子力に頼り、放射能の危険におびえて暮らすのがいいですか? それとも降り注ぐ太陽の下、子どもたちが元気に駆け回る世界を選びますか? 煌々とまばゆい都会のあかりをつくる原発は、過疎に悩む農漁村に建てられています。
あなたは美しい海や青々とした水田を汚染して成り立つ都会の繁栄を、よしとしますか?

豊かなエネルギー消費は文明の成果だ、捨てることはできないとする考え方もあります。
豊富なエネルギーが必要だとあなたが思うならば、原発はその期待に添えません。原発は電気しか作れませんが、日本のエネルギーのうち、電力の占める割合は約25%。
原発はその3割、エネルギー全体の1割弱しか担っていないのです。それにもかかわらず、ウラン資源は、石油より早く枯渇してしまうのです。刹那的な資源にすぎないウランに文明の未来を預けるのは、無責任かつ愚かです。それにひきかえ、光、風、波、地球の生み出す自然エネルギーは、無尽蔵なのです。

原子力は、莫大な資本と、強大な権力と、市民をあざむく「ウソ」を用いて推進されてきました。外国とちがって日本だけは事故を起こさないというウソ、安全対策は万全だというウソ、活断層はないというウソ、環境汚染はないというウソ、原発を止めたら電気が足りなくなるというウソ…… それらすべてがウソであったことが、いまや事実として明らかになりました。いま、震災瓦礫に放射線の危険はないと政府は断言しています。これは本当でしょうか。

疑いのまなざしは強く存在し、全国で瓦礫の広域処理について、世論が割れています。
関東以北では、低線量被曝について、健康被害を心配する声に満ちています。デマ情報に惑わされないようにとの声にもかかわらず、「デマ」は終息しません。もうウソはこりごりだと人々が考えているからです。権力をもって不安を消し去ることは出来ないことを、政府は知るべきです。リップサービスは、もうたくさんです。本当のことだけを語ってください。「あらゆる政策資源を投入して原発ゼロを目指す」と言うのなら、実行で示してください。

私たちは、安心・安全な日本を次世代に手渡す責任を、負っています。それゆえ、私たちは、本日ここに集いました。核エネルギーを地上から一掃するという、ただ一つの目的のために、立場を超えて集いました。

大飯原発を、ただちに停止させてください!
原発再稼働や核燃料再処理計画を、いますぐ取りやめてください!
再生可能なエネルギーへの転換計画を、早急に具体化させてください!
未来を危険にさらす核エネルギーから、永遠に手を引いてください!

わたしたちは、これらの要求を、かならず実現することを誓おうではありませんか。

そのために力の限り行動しようではありませんか。未来に生きる世代に対する共同責任を果たし、かけがえのない地球をまもるために。

以上、宣言いたします。

2012年11月11日
原発なくそう!全国一斉百万人行動inはりま集会 参加者一同