行動右翼ともめて警察沙汰

昨日、京都に行った。目的はヘイトデモのカウンター。今回のデモ主催者は在特会ではなくて「純心同盟」という民族右翼だが、在特会も参加している。

公開のFBだから詳しく書けないが、集会前に鉢合わせした双方がもめて殴り合いとなった。あちら側は4~5人、こちらは2人だ。こちら側の1人を純心側の数名が取り囲んで殴ろうとしていた。そこに加勢しようとする純心同盟の奴を止めるために、捕まえて押したら相手が倒れて、引っ張られて自分も倒れ……

というような次第で、カウンター本番の時は参考人として事情聴取を受けた。

話し合いをしようと近づいていったのはこちら側の1人だ。自分はもめそうになったら止めようと思い、ついて行った。大勢でついて行ったら緊張が高まるので、残りのメンバーはその場を動かなかった。

ケンカを売ってきたのは向こうだ。こちらは暴力沙汰にする気がないことを示すために両手を下げ、対応していた。相手が両手で胸を押したが、振り払うことをしないで押されるままに引き下がり、ケンカにならないように配慮していた。

そこにカメラを構えた「ゆう」と呼ばれる若いのが寄ってきて、顔面間近、あわやカメラがぶつかるくらいまで近づき、「やれるんならやってみいや!」と挑発したのだ。2人は互いに頭を付き合わせてゴリゴリやったあと揉み合いになった。純心同盟の数名がわめきながら2人を取り囲む。自分が見ていたのはそこまでで、あとは上に書いたとおりの次第で、1人ともみ合っていたから後のことは知らない。

目撃者の話では、こちら側の1人を数人かがりで引き倒し、蹴りを入れていたという。が、やられっぱなしではなく、相手もケガをしたらしい。まあ、お互い様だ。

自分は暴力を振るったのではなく、止めようとしたら相手が転んでしまったのだから、相手がドジなのだ。起きあがってつかみかかってきたが、身動きできないように羽交い締めにしたから、暴力の被害者でもない。

ということで、当事者ではなく参考人として東山署に同行し、調書取りに協力した。だからカウンター本番のときはずっと警察にいて、何もできなかった。残念だ。

それにしても、在特会と行動を共にするとは、民族右翼も堕ちたものだ。日本の右翼は、戦前の黒龍会が典型的だが、韓国民は共に欧米の侵略と戦うアジアの同胞という位置づけをしているはずなのだ。戦争中は特攻隊員として命を落とした朝鮮人兵士もたくさんいた。もちろん、靖国神社に合祀されている。それを、こともあろうに「チョンコ」だのと罵倒する連中と一緒になってデモをするとは。純心同盟には、右翼なら右翼らしく礼節を守れといいたい。