公立学校の民族教育

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日本人と韓国人の通う公立小学校が韓国語で授業を行い、運動会では韓国料理のお弁当が並び、韓国の学校のような競技種目が繰り広げられ、韓国の歴史や在日の歴史パレードが披露される。こんな学校があったらレイシストたちは目を血走らせて抗議するだろう。

ボリビアのとある公立小学校では、こんな教育がされている。日系人とボリビア人の通うヌエバ・エスペランサ小中学校は日本人が開拓した沖縄第2移住地にある。学校の授業の一部は日本語。日本語を教えるだけではなく、日本語で授業をするのだ。運動会ではボリビア国旗と日の丸が掲げられ、日本料理のお弁当が並び、日本の学校のような競技種目が繰り広げられ、沖縄の歴史や開拓の歴史パレードが披露される。公立学校だから、むろん公費でこういったことが行われている。ほかの日本人移住地でも、その地域の特性に合わせた催しとなっているそうだ。

写真は沖縄第一日ボ学校の運動会.
日系人とボリビア人が一緒に踊るボリビアのダンス「サヤ ネグラ」。
日本でお馴染み玉転がしもある。

学校にデモ隊が押しかけることはなく、「スパイの子」と罵られることもない。ボリビア人保護者が日本人保護者と一緒に「借り物競争」を楽しんでいる。クラブ活動には「日本舞踊」や「習字」があり、ボリビア人児童が漢字や平かなに取り組んでいる。レイシズムはここにはない。自然で、微笑ましく、平和だ。豊かではないが、「まっとう」な人間関係がそこにはある。行動保守界隈が目を白黒させるような世界が、実在しているのだ。

こういった教育に、日本政府はJICAを通じて補助金を出している。ならば国内で朝鮮学校生徒に補助金を出せない理由がどこにあるというのだろう。

ヌエバ・エスペランサ小中学校 運動会
http://d.hatena.ne.jp/wsaito/20080617
2008/6/17