資料でみる慰安婦

元慰安婦「会ってどうなる」
*http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2440749

まあ口が軽いだけの男と面会してもな。

「慰安婦制度が必要なのは誰だって分かるっ(キリッ)」

「慰安婦を容認したことは一度もないっ(キリッ)」

なんじゃそら。

産経新聞より

下の写真は極東軍事裁判所の宣誓供述記録(日本軍中尉)

6人のうち5人を強制的に慰安所に入れたことを供述している。こんなふうに、売春を強制した加害者側の証言や、違法な募集をしていた事実を示す現物証拠や、監禁していたことを示す公文書があるのに、いまさら白ばっくれてどうする。

下の写真は、慰安婦を募集していた業者を警察が引っ張って取り調べた記録。陸軍が売春婦を募集するなんて、そんなとんでもないことをするはずがないと思って、警察は取り調べた。しかし念のために長崎県に問い合わせたら、上海の憲兵隊から連絡が届いており、正真正銘の軍の要請だとわかって、あわてて釈放した。

慰安婦業者を警察が取り調べた調書

「募集年齢満16歳から」とある。これは完全に違法な募集だ。

業者が「前借金の1割は軍から支給される」と供述している。下の写真はその時に押収された契約書

「16歳から30歳」
「親権者の承諾を要す」
「ただし養女の場合は実家の承諾はいらない」

なんじゃこれは!
明治5年の「司法省達第22号」ですら、早くもこう定めているぞ。

親に金を渡す約束で人の子女を名目上の養女にして、親代わりの自分が娘を娼妓芸妓にさせる所業は、実際上すなわち人身売買であるので、今後は厳重に禁ずる。

原文
一人ノ子女ヲ金談上ヨリ養女ノ明目ニ為シ娼妓芸妓ノ所業ヲ為サシムル者ハ其実際上則チ人身売買ニ付従前今後可及厳重ノ所置事

なんと昭和軍国日本は、文明開化のころの明治日本よりも、人権後進国になってしまっていたのだ。こんな時代に戻そうというのが安倍晋三、石原慎太郎といった連中だ。ふざけんなっ!

<補足>

大阪万博の前年、1968年(昭和43年)に、国会で慰安婦に関する質問がされています。

第058回国会 社会労働委員会 第21号
昭和四十三年四月二十六日
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/058/0200/05804260200021c.html

これはまだ従軍慰安婦問題が大きくなる前の質疑であり、メディアや外国の意見などの影響がない時代の認識を示しています。

政府委員の答弁を要約すると、つぎのようになります。

  1. 戦地の慰安婦に宿舎の便宜を与えていた。
  2. 慰安婦には軍属の身分を与えていた。
  3. 戦地で銃を取って戦ったり従軍看護婦の役割を果たした慰安婦もいる。
  4. 戦場で死亡した慰安婦は援護法の対象になる。
  5. 海上輸送中に沈められた慰安婦も軍属あるいは準軍属として、援護法の対象である。
  6. 政府として慰安婦の人数など実態を調べたことがない。
  7. 立場として申し出にくい場合があるだろう。
  8. 法律を知らずに泣いている人もあるだろう。
  9. 一人残らず救うために努力したい。

こういった答弁を引き出した社会党議員は偉かったと思います。

また政府は答弁のなかで、援護法を適用した慰安婦がいることを、明らかにしています。日本人慰安婦は、不充分ながら、そういった扱いを受けています。要求すればいくばくかの補償を受けられたのが、外国人慰安婦との違いです。