統帥権のはなし
これは1月15日の日記「強制集団死の「強制性」を考える──軍命令とは何か?」に付されたTAKUMIさんのコメントに応じるものです。 「統帥権の独立」について私の意見を述べたいと思います。天皇が軍を率いる権限を「統帥権」といいます。昭和になってから...
2017年5月3日憲法記念日に永眠された泥憲和さん。300万字を超える「行動する思想」のアーカイブです。
これは1月15日の日記「強制集団死の「強制性」を考える──軍命令とは何か?」に付されたTAKUMIさんのコメントに応じるものです。 「統帥権の独立」について私の意見を述べたいと思います。天皇が軍を率いる権限を「統帥権」といいます。昭和になってから...
ニューヨークタイムズが「引き裂かれた戦争」と題して帰還兵の犯罪をルポする連載を始めました。 イラク・アフガンから帰還した現役兵士と退役軍人が起こした殺人事件が、この6年間(2001年のアフガン侵攻以後の6年)で、年間184件から349件へと8...
沖縄強制集団死の実態が深く掘り下げられた結果、軍の強制を否定する論拠はたった一つになってしまった。 「命令文書がない」 この一点に、否定論は集約される。証言があり、状況証拠がたくさんあっても、「命令文書がない」とだけ言っていれば、それで強制...
アフガンに災厄だけをもたらす『空爆支援法』が可決されてしまいました。 自民党HPに「新テロ対策特別措置法の成立を受けて」と題する伊吹文明幹事長の談話が掲載されています。 空爆用燃料給油に使われることも想定内なのに「インド洋でのテロ封じ込め」...
軍命令否定派の「沖縄集団自決冤罪訴訟を支援する会」のブログ、詳しい傍聴記を私はいつも楽しみにしています。ずいぶん前のことになりますが、第一回の証人尋問は、赤松部隊の中隊長だった皆本義博氏と、赤松隊長の副官だった知念朝睦氏でした。(あとひとり、宮城さんと...
『満州国治安維持法』をつくった、満州国司法部司法官、飯盛重任という日本人の話を書きます。この人は戦後、日本の裁判官になった人です。 彼がつくった『満州国治安維持法』。それはこんな法律でした。 満州国治安維持法 第1条 国体を変革することを目...
沖縄の「強制集団死」についての教科書記述が確定したことについて、中身が少しわかったので、ようやく日記を書くことができます。 いろいろ批判はされていますが、教科書執筆者は頑張ったと思います。文科省の圧力をかいくぐって、なんとか真相を書き込もうとした...
光市母子殺害事件の安田弁護士懲戒せず…第2東京弁護士会 読売新聞 12月22日 03:24 * 妥当な結論ですね。光市事件の被害者の夫には同情を禁じ得ないが、今回の懲戒請求は、どう考えてもやりすぎだと思ってた。 この件で日記書いているひ...
産経webがよいニュースを流してくれました。 * <ニュース本文> ロイター通信によると、米軍の裁判官(海軍大佐)は17日、国際テロ組織アルカーイダ指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者の運転手を務め、現在キューバのグアンタナモ米海軍基地で拘束中のハ...
強制集団死事件についてよく言われるのが、「証拠がない。証言だけだ」ということ。 「命令を聞いたという証言がある」 「いや、言っていないと言う証言がある」 こんな言い合いでしたら、それは水掛け論でしょうね。口頭で言った言わないの争いになると...