とある集会での自民党スピーチ

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普天間移設問題 「鳩山vs沖縄県民」をひたすら煽るテレビの無責任報道
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皆さん、こんばんは。ようこそお集まり下さいました。民主党に政権を奪われてしばらく意気消沈していた我らが自民党ですが、報道機関が民主党の真実の姿を報道してくれるおかげで、化けの皮が剥がれて参りました。

今日はあのなつかしい自民党政府時代の思い出を偲ぶ集会です。今宵、私は古き良き時代を褒め称えさせていただく光栄にあずかりました。

最近の世論調査で民主党の支持率はがた落ちです。ざまあみろです。なかなか世論調査も捨てたものではありませんな。ところが、私がこういうと、自民党の支持率はもっと低いじゃないかという奴がいました。そんなことは知ってます。しかし世論調査なんか気にすることはありません。

私はこざかしい理屈を言う男じゃありません。自民党も私も、頭よりも肝っ玉で考えるんですよ。事実なんてくだらんものは気にしません。真実は肝っ玉にあるのです。私はこれからみなさんに真実だけを伝えます。論理的な考察というフィルターなしに! これは産経新聞から学んだ方法で、真実にたどりつくただ一つの方法です。

自民党の最も素晴らしいところは、決して信念を曲げないことです。民主党はなんですか、あれは。米軍基地を作らないと言ったり、やっぱり作ると言ったり。自民党は違います。月曜日に信じたことを水曜日に変えたりしません。火曜日にどんなことがあったとしてもです。情勢がいくら変化しようと自民党は考えを決して改めません。自民党は真実のみを語ります。つまり財界とアメリカの語ることだけを語ります。

私が言いたいのは、自民党はこれで終わりじゃないということです。いまは大逆転の前夜なんです。自民党はいま、リングの上で民主党と激しく打ち合っています。そして明日は、自民党のものです。そうです、自民党は『あしたのジョー』なんですよ。自民党は矢吹丈で、チャンピオンのホセ・メンドーサは……自民党以外の全国民です。今は最終ラウンド。丈は血だらけです。自民党はどうするでしょう? 丈のように、何度打たれても立ち向かっていきます! そして最後に丈は……あ、結局勝てないんだっけな。オッケー、たとえが悪かった。私は殴られっぱなしの男の心温まる話をしたかっただけでね。

ともかく、国民の86パーセントが自民党のやってきた仕事を評価していないという調査は無視すべきです。いいですか? これは論理的には国民の86パーセントが自民党を評価していない事実を意味してるわけじゃないでしょ? よく考えてみてください。私は考えてませんが。

私は単純な男です。単純な信念に従って生きています。第一の信念。私は自民党を信じています。つまり、自民党の実在を信じています。信じられないでしょうが自民党は本当に実在するのです、いまだに!

自由民主党を信じるのだから、自由と民主主義も信じています。民主主義はアメリカから輸入した、アメリカの専売品です。つまり、自民党政府が何かを言うと、国民がそれに賛成!という。これが民主主義です。民主主義は国民の上に成り立っています。そればかりではなく、自民党は国民の上に立ってもいました。時にはあぐらもかきました。国民の上に。

そして自由! なんと素晴らしい響きでしょう! これもアメリカからの輸入です。アメリカは、国民をできるだけコントロールしない政府こそがいい政府だと考えます。その意味でアメリカはイラクに素晴らしい政府を作りました。日本も自由な社会です。日本には自衛隊官舎に反戦ビラをまくようなバカを逮捕する自由があります。戦争中の日本軍公文書には慰安婦のことが書いてあるのがどうしましたか。私には「従軍慰安婦などなかった」と言う権利があります。それが日本の言論の自由です! 何が事実かは歴史に決めさせましょう。

今夜はこういう素晴らしい自民党を偲び、腐れ民主党への恨み辛みを大いに語り合っていただきたいと存じます。ご静聴有り難うございました。