普天間・辺野古は勝てるよ!朗報 朗報

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1484551864&owner_id=12631570

チャルマーズ・ジョンソンさんがまたやってくれました。

5月6日、ロサンゼルス・タイムス紙に掲載された「沖縄のもう1つの戦い」と題した論文のなかで、氏は普天間飛行場の移設問題について、地元での大規模な反対運動にもかかわらず、県内への新基地建設を推し進めようとしている米政府の強硬姿勢を厳しく批判しました。

鳩山氏の態度は臆病で卑劣なものだ。しかし、私は、日本をここまで追い詰めた米政府の傲慢さに怒りを覚える。米政府は世界中の米軍基地を維持することで帝国の維持を熱望しているが、巨額の財政赤字を抱える現状でそんな余裕はない。米軍基地がある国の中でも、基地の存続を拒否する国は増えている。私の提案は、米国が今すぐに傲慢なふるまいを止め、普天間の海兵隊を米国内の基地に戻すこと。そして米政府は、沖縄が65年間もの間、米軍基地負担に耐えてくれたことに謝意を示すべきだ。
http://www.latimes.com/news/opinion/commentary/la-oe-johnson-20100506,0,4706050.story

「アメリカよ、目をさませ!」という痛烈な論文です。

また、民主党の谷岡郁子参議院議員がワシントンで基地問題についてのオバマ外交を批判する講演会を開き、それを米国の外交政策に大きな影響力を持つ外交専門誌フォーリンポリシーが記事にしていることを教えて貰いました。
http://thecable.foreignpolicy.com/posts/2010/05/05/japanese_lawmaker_obama_pushing_us_toward_china

先の核安保サミットでオバマさんが鳩山さんとの対談に消極的だったことについて、「鳩山首相への対応は、同盟国の首相へのものとは思えない」。「深刻な問題ならばきちんと協議していたはず。深刻な問題でないならば、(協議は必要ないと)そう表明すべきだった」とキッチリとその非礼に抗議しています。代替地さがしを日本政府に丸投げした米政府のやりかたは 「君たちの問題だから自分たちで解決しろ、という態度にも等しい」。そして「前提となっているプランは実現できない」。「米国担当者はプランが実現できると仮定して動いているが、そうではなかったのだ」。このように手厳しく批判しています。やるじゃん、谷岡さん! どうして外交紙が彼女に注目したのかといえば、彼女は鳩山さんの特使としてワシントンに派遣されて、ケビン・メア国務省日本部長とぶつかったんだそうです。

以下、「すみっち通信」さんより

*http://sumichi7878.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-0fe9.html

ケビン・メアといえば元在沖アメリカ総領事沖縄の実情をよく知っている人物のはずだ。しかしメアは、「県外施設を一緒に検討したい」という谷岡議員に向かって、「すでに決まっている話だ。議論の余地はない」と断言した。しかし、谷岡議員は「あなたは沖縄にいたことがある。基地負担の実情をよく知って るはずだ。沖縄県民の気持ちを考えないのか?」と食い下がったのだ。

谷岡議員が帰った後、メアは激怒したそうだ。日本の政治家がアメリカの役人に向かってモノ申すとは何事だ、これまでの日本の政治家や官僚たちはみな、我々のいうことを黙って聞いてうなずいて帰っていったではないか、と。

米国務省の人間が日本政府の外交を語る言葉で、「アー、ソーデスカ外交」という言葉がある。何を言っても「アー、ソーデスカ、アー、ソーデスカ」とうなずくだけの態度を揶揄した言葉だ。

日本人の政治家や官僚たちに対し、彼らが持っているこれまでの固定観念を破る、谷岡議員の態度を不快に思った米政府の人間は他にもいたそうで、「私たちに向かってモノいうとは何事だ」という彼らの激怒ぶりは米メディア の知るところとなった。といった経由で、「あの谷岡議員がこの微妙な時期に再びやってくる」ということで、目先の聞く米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は取材にやってきたのである。

痛快じゃないですか。

クシニッチ下院議員の沖縄県民への連帯声明と言い、チャルさんの論文に岡崎さんの記事といい、沖縄県民の声は確実に米国に広がっています。

アメリカの人は、ちいさなホームタウンが力ではとてもかなわない政府の理不尽にたいして勇敢に立ち上がり、自分たちの暮らしを守るという、すぐれて保守主義的なストーリーが大好きなんだそうです。辺野古と宜野湾市民のたたかいは、米国市民の琴線に触れるストーリーなんです。米国市民の心のふるさと、アラモ砦になぞらえて聞く人もいるはずです。そういうプレゼンテーションでいけば、これは勝てるたたかいですよ!

5月決着はおじゃんにしました。
いよいよ、反撃はここからだよ!