北朝鮮の豪雨

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北朝鮮の豪雨被害は大変な規模になるようだ。
*http://www.chosunonline.com/article/20060718000011

今回の降雨量は200~300ミリというが、年間降水量が600~1000ミリの北朝鮮にしてみればかなりの豪雨だろう。
*http://www.dailynk.com/japanese/read.php?cataId=nk00100&num=860

北朝鮮の米は北海道と同じような極早生品種だそうだ。そうすると開花期を過ぎたばかりだろうから、この時期の豪雨は致命的だと思う。収穫目前のトウモロコシも流されてしまったのではないか。まだくわしい情報はないが、気象専門家によれば、一般的な情報だけでも大きな被害であると推定できるそうだ。

8日から13日の集中豪雨は西から東に雲が流れていたので、中国に面した山の斜面に豪雨が集中したはず。現在の熱帯低気圧は中心に向かって南北に雲が流れているので、反対側斜面も雨を受けていることになるという。

地理的位置からして北朝鮮に気象が似ている日本の北部では、今年は6月下旬~7月下旬まで平年に比べてよく日が照って(20%増し)雨がうんと少ない(60%減)傾向から、8月1~8日に日が照らず(60%減)雨が多い(20%増し)に逆転している。

干ばつ気味で土地が乾いて根が弱っている所に、山の両斜面に豪雨のダブルパンチではたまったものではない。しろうとが考えても最悪のパターンだとわかる。

雨雲の様子はこちら。
http://www.jma.go.jp/jp/gms/

拉致問題とかミサイルとか、色々と摩擦の多い日朝関係だ。しかしここは真剣に民衆救済の援助を考える時だろう。「援助したって、どうせ軍に取られてしまう」などとケツの穴の細かいことを言っているときではない。

日本は敵に塩を送った上杉謙信の国ではないか。
まして北朝鮮は「敵」ではないのだ。