「解釈改憲? ハァ!? なにその反則技。私たちは立憲主義も民主主義も手放すつもりはありませんよ」

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新聞記事読んで頭にきた。
おい、君らはそのことを知ってたのに、なぜ今まで書かなかったのか。

<朝日新聞 2014/7/4>
(昨年秋頃、安倍に任命された小松法制局長官は)
幹部からの「9条をないがしろにするような憲法解釈は持ちません」という訴えも受け入れ、警戒を解いていった。
一方で、安倍と小松は、解釈変更に向けた準備を着実に進めていく。
「憲法9条は集団的自衛権の行使を禁止しているわけではない。個別的自衛権以外の『武力行使』を禁じている。だから『武力行使』の定義を変えればよいのです」
(5月15日、安保法制懇の報告書を受けての記者会見があった)
会見を終えた安倍は突き放すように言った。「中身はもう交渉しない。こちらは譲れるところは全部降りた。公明が中身で手に入れられるものはない」

<朝日新聞 2014/7/3>
(6月9日、公明党の北側副代表と自民党の高村副総裁が都内で密
会した。北側は「武力行使の新3要件」の文言修正を提案した。)
高村は、この提案が与党協議の落としどころになるとにらんだ。高村は安倍に「この文言が入っても、与党協議で話し合っている事例ができなくなるわけではありません」とたたみかけた。中東ペルシャ湾での機雷除去など、安倍がやりたいとこだわる8事例の「歯止め」にはならないことを強調したのだ。
交渉の出口が見えた高村が言った。「あとは安倍さんが靖国に行かなければいいんですよ」。執務室が大きな笑いに包まれた。
安倍はつぶやいた。「高村さんはこれで大政治家だ。副総裁にしておいて本当によかった」

すべては出来レースだったわけだ。ニュースで刻々と報ぜられた「交渉」は茶番劇、あらかじめ決められたレールを走っていただけだった。

その経過を脇で見ていた記者たちは、何もかも知りながら、さも事態が揺れ動いているかにサスペンスを盛り上げる「事実」を筆のチカラでこしらえ続けた。報道に一喜一憂する国民を見て、彼らは歴史を演出しているとでも思っていたのだろうか。

まあ、いまになってではあるけれども、真実を書いてくれたことはよかった。
本当のことを伝えよう。あからさまな田舎芝居に国民が憤るようなら、チャンスはある。
閣議決定されてしまったが、国会に選挙にと、巻き返しの機会はあるのだから。

*編集注:本稿のタイトルは「明日の自由を守る若手弁護士の会」(あすわか)が2014年7月1日に発表した抗議声明のタイトル。
http://www.asuno-jiyuu.com/2014/07/blog-post.html