脱原発運動に公園を貸さない? 市民運動と自治体のつきあい方

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1879649414&owner_id=12631570

11月11日の姫路でやる脱原発集会、最初のプランでは関電姫路支店のそばにある公園を会場に予定していた。

集会についてはこちらの日記
原発いらない!全国一斉百万人行動 in はりま

原発いらない!全国一斉百万人行動 in はりま ■日時 2012年11月11日13:00~14:30 集会後、山電姫路駅前までパレードします。 ■場所 姫路市野外音楽堂(姫路市本町68 シロトピア記念公園内) ■内容 ...

で、その小さな公園を管理しているのが地元自治会なので、会長さんに貸してくださいと電話したら、ダメだという。関電さんに反対するような集会には貸せないと。

そりゃまあ、祭の花代やらお宮さんの改修やら、その他にも「関電さん」にはいっぱい世話になってるからなあ、たてつけないよな、地元は。

会長さんの気持ちはわかる。会長がOKを出したら、関電は自治会の一員として文句言うに決まってるし、そうなると会長としては困るだろう。その立場の弱さがわかるから追及しないですぐに引き下がったけど、本来ならば思想信条の自由と、集会結社の自由の侵害だから、裁判沙汰にすれば損害賠償ものだ。

でもそんなことはしない。理屈で会長さん一人を追いつめたところで脱原発運動に何の寄与もしないし、むしろそのように心ないことをする脱原発行動が、世論から浮いてしまうだろう。智にはたらけば角がたつ。市民運動とは理屈で世の中を圧し渡っていくだけで駄目で、人情にも配慮しなくてはならないというのが、私の持論だ。もっとも、自分の場合は情に棹さして流されてばかりいるが。

それはともかく。これって原発マネーで発電所の地元から原発支持の世論を買いたたくやり方の、ミニチュア版だよなあ。

ところで、そういうちっぽけな話ではなく、もっとデカい出来事があった。
以下にマイミク非戦さんのつぶやきを貼り付けます。

非戦

日比谷公園の使用条件が変わり11日の反原発集会での使用が事実上不可能になりました。これに反対する東京都公園課長あての署名がchange.orgで行われています。注目のキャンペーン「鹿田哲也公園課長:日比谷公園での民主的なデモを制限しないで下さい」をクリック

日比谷公園をグーグル航空写真で見たら、たしかに東京都がいうとおり、何万人もが集まるには狭いなあ。だけど集会をしようってんじゃなくて、出発拠点にするだけなんだから、入れなければ公園外に分散するだけのこと。明石の花火大会みたいに逃れられない空間で押し合いへし合いするわけじゃない。

東京都の言い分も分からなくはないけど、ホンネのところでは電力会社さまに逆らうような連中に東京都の施設を貸してやるものか、ってのがあって、公園の狭さを口実にしているだけじゃないかという気もする。もしもそうなら、けつの穴の細かいことしやがるよなあ。