グルジア紛争が国際司法裁判所へ

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グルジアが国際司法裁判所にロシアを告発し、審理が始まりました。
ロシアも受けて立つようです。
http://www.military.com/news/article/world-court-hears-georgia-v-russia-case.html

上記記事(Military.com)によれば、ロシアは「人類に対する犯罪」により、グルジアを起訴するとも言っています。
正面きっての論戦は、少なくとも何千人もの人命を奪い合う実戦より、はるかに望ましいことです。

審理には何年間もかかるそうですが、紛争解決への道が探れるならば幸いだと思います。解決に至らなくとも、審理期間中はさらなるエスカレートを抑止する効果があるかも知れません。グルジア紛争の実態が相当程度に解明され、双方のプロパガンダがどこまで正しいのかが検証されることによって、熱くなっている欧米とロシアの対立が緩和されるかも知れないし。

双方とも死活的な国益のかかった紛争だと主張しているので解決は容易なことではないでしょうが、力ずくの解決は本当の解決ではないという認識が少しずつでも前進することは、歓迎すべきであると思います。

記事で興味深かったことが2つ。

記事に対する読者のコメントを読むかぎりでは、ロシアはいまも「プーチンのロシア」だし「ソビエト」であるという認識あるいはイメージを持たれているようです。

もうひとつは、グルジアって、英語読みではジョージアなんですね。
だから米国民はオセチアよりグルジアに親近感を持つのかなあ。