「北朝鮮」を「共和国」と呼ぶことについて

「米国の北朝鮮テロ指定解除で分かった3つのこと」

米政府 北朝鮮テロ指定解除へ 拉致問題は米国には他人事です。「日米同盟は不動の基軸」なんて思っているのは日本だけで、米国はそんなこと考えていないことが明らかになりました。 もともと日本が主体的に行わねばならない外交問題なのに、米国を後ろ...

に以下のコメントがつきました。

>Venom
細かいことですが、あの国を「共和国」と呼ぶのは、日本においては総連関係者や、北朝鮮に媚を売る旧社会党・社民党関係者くらいのものです。だってあの国は古代奴隷制王朝国家であり、共和制じゃないんですから。あなたは、そうした奴隷制が大好きなようですが。

>藤堂@BJ@黒男
日本の戦争犯罪・・・あー日本の戦争犯罪・・・あー『共和国』なんて言葉使う人の歴史認識は怖いですね!

このコメントにみなぎる愛国の至情に私は心より衝撃を受けたので、コメントで次のように自己批判いたしました。コメントだけでは反省が足りないと思うので、日記にあげておきます。

自己批判

たしかに朝鮮民主主義人民共和国(以下KDPR)は民主主義国ではありません。なのに民主主義国と自称するのは、自由とも民主主義とも縁のない愛国的利権屋集団が自由民主党と自称するのと同じ程度に奇妙なことです。

また、KDPRを「共和国」と呼ぶなんて、愛国的立場からはとんでもない間違いであります。

KDPRを「共和国」と略称した私の行為は、かの国に「原爆を落として石器時代に戻すぞ」と脅したのに口ばっかりで休戦してしまった米国が、協定で「朝鮮民主主義人民共和国」の名称を公式に認めたのと同じくらいの裏切り行為です。

むしろ、敵である日本のことを倭奴(ウェノム)と呼称するかの国こそ正しいのですから、愛国的日本人はまさにKDPRに学ばねばなりませんです。

彼の地の具体的な経済的・技術的システム破綻を分析し、独裁の害悪を衝撃的につきつけたルポタージュ「凍土の共和国」や「暗愚の共和国」等についても、共和国などという名称を使っている限りは信用ならんのでありまして、そんなものを信用している日本人は日本人の名に値いしない倭奴であります。

愛国者としては南京大虐殺などはアウシュビッツと同じようにユメマボロシですから、こんなものを断じて認めてはならんのであります。

日本人として自国の戦争犯罪を認めるなどは自虐的サヨクの振る舞いであり、どれほど残虐な行為をしていても敵のせいにしてすませている米国・KDPRの正しい姿勢こそが理想でありました。

日本に植民地にされたと泣き言を言うような朝鮮人に謝罪するような日本は栄光の大日本帝国を継承する日本ではありません。

すべての愛国人士は、数十万人の無辜の市民を原爆で虐殺していながらその犯罪性を頑として認めない鬼畜米国に学ぶべきであって、日系人を収容所に入れたぐらいで謝罪したへっぴり腰の米国の真似をしてはいかんのです。

愛国的日本人としては、大日本帝国という正式国名があるにも関わらず立派にJAPと呼び続けた米国や、天皇陛下をありがたくも倭皇と呼称して蔑視している国の愛国的姿勢に学び、これらを先進的模範としたいものであります。

ジョークで答えたのはそのとおりなんですけど、「共和国」という名称を使ったのは別の理由なんです。

まあ、いままでは私も北朝鮮と言ってたんですけどね、その名称に差別・侮蔑・蔑視・嘲弄・愚弄・揶揄……そんな語感がくっついて来たので、だんだん使うのが嫌になってきたんですよ。

で、正式名称を使おうとしたけど、長いでしょう?
そこで「共和国」と。
これは共和国を支持する人たちも使っているので嫌味がなかろうと思ったんです。

しかしまあ、その国を見下げないでちゃんと呼ぼうとすると非難されるとは思っても見なかったです。ここはミクシィだからこんなもんだけど、表のブログへ行けばもっとすごいんでしょうね。すごい国になってきたなー、日本て……

また、なぜあなたは兄弟の目の中のちりに目をつけるが、自分の目の中の梁には気がつかないのですか。兄弟に向かって、『あなたの目のちりを取らせてください。』などとどうして言うのですか。見なさい、自分の目に梁があるのではありませんか。

マタイの福音書7:1~4