検察の田母神事務所強制捜査を嗤う

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田母神事務所の資金疑惑にいささか困惑しています。

田母神閣下は『田母神戦争大学』(産経新聞出版)で尖閣危機を否定し、航空自衛隊幹部学校幹部会機関誌『鵬友』で北朝鮮ミサイル脅威論を全面否定していた人です。

これを講演会で紹介してきたのに、やりづらくなってしまった。
「金を使い込むような人物のいうことなど信用できるか」
こう言われそうです。
そこで、田母神閣下に代わり、氏の「資金疑惑」について、真正保守の立場から弁護しておきたいと考えるのであります。


全日本の真正保守の希望の星である田母神閣下に資金疑惑ですと?
笑わせてはなりませぬ。
閣下に限りませぬが、真正保守には金銭疑惑など存在致しませぬ。
そもそも我々真正保守とは何者か。
誰もわかつておらぬので、ここで一言申し上げておきたい。

よくご存じの通り、我々は日本の伝統を心から大切にしております。しかしその一方で、統一協会とか幸福の科学とか、日本の伝統などカケラもない新興宗教とも、なあなあであります。金と人手をくれるからであります。
なに、言うこととやつていることが違ってもよいのであります。あまりに違うのは考え物ですが、大体まあ100%ぐらい違うのは大目に見ます。角度にして180度ぐらいなら許容範囲。それくらい肝つ玉の据わったニッポン男子、それが真正保守であります。

どれくらい我々の度量が広いか、いくつか例を挙げませう。
「日本の美学は健全な家庭から」
「家庭を大事に」
このように我々は力説いたします。
同性婚や夫婦別姓には大反対であります。そういいつつ、いつかは大物になつて愛人を囲うのが夢であります。真正保守の実力者で愛人を囲っておらぬ者は、まあ少ない。言うこととやつておることが真逆ですな。
よいのです。浮気は男の甲斐性であります。止まらんのであります。そんなことに文句をつけて家庭をこわすような女はウーマンリブの非国民であります。

韓国けしからぬ!日韓断交!
このように愛国的な真正保守でありますが、じつは韓国クラブが大好きであります。田母神閣下の出納責任者も、銀座の韓国クラブで夜な夜な豪遊いたしておった由。
他人に説くこととわが身は別なのでありまする。心に大きな「棚」を持つておるのです。自分のことはその棚に上げておく。これが真正保守の面目なのであります。

もうお分かり下さつたでありませう。田母神閣下も真正保守の星としてふさわしい行動をなさつた。
閣下の卒業なさつた防衛大学校の生徒綱領は「廉恥」「真勇」「礼節」。でありますれば、「恥知らず」「卑怯者」「非礼乱脈」こそが真正保守。
初代防衛大学校長・槇智雄氏が説かれた建学の精神は「真の紳士淑女にして、真の武人たれ」でありましたならば金に卑しく、紳士の風上にも置けぬ振る舞い、武人の節制を忘れはてた贅肉ぶよぶよの精神。
これこそが真正保守の面目でありまして、いまさら「疑惑」とはちやんちやらおかしいのであります。
これぞ真正保守なのであります!
わかつたか、庶民ども!

田母神氏「冤罪みたいなもの」 政治資金、私的流用否定
朝日新聞デジタル 2016/3/8 11:37
*http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3887773