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この日記で時々やるお遊びに、「打通文」（だつうぶん）というのがある（＊末尾編集注）。
右翼に成り代わって、それを言っちゃおしまいってとこまで本音をあからさまにすることで、いわば盛大に「ひいきの引き倒し」をやらかすのが打通文。
自分はまだまだ修行不足を自覚しているが、とあるブログを読んで、ますますその自覚を深めることとなった。
そのブログは右翼人士の手になるもので、従って「打通文」ではなく本音が述べられているのだが、そう気づくまで、私はそれが見事な打通文、冗談で書いているものだとばかり思っていたのだ。
それほどぶっ飛んだ内容であり、いまから紹介するが、こういったタイプの人が小躍りしたのが今度の選挙結果である事実に、改めて戦慄せざるを得ない。
民主党の失政で自殺者数が減っている
愛国を考えるブログ 2012/12/15 00:00選挙まであと1日､民主党の悪政･失政で多くの人間が苦しんでいるがまたしても民主党の悪行が明らかになった｡2012年の自殺者数が年間3万人を下回る見通しになったからだ｡これは大変由々しき事態である｡なぜならば自殺は愛国心の発露だからである｡
なぜ自殺は愛国心の発露なのか? 自殺理由の内訳を見ると健康問題が最も多く､次いで経済問題､家庭問題となっている｡日本人は勤勉な民族だから､仕事をしていないことに対する後ろめたさは他の民族よりは格段に高い｡だからこそ他人に迷惑をかけたくない｡医療費や生活費を国からもらうのは恥だという感覚を持っている｡その日本人の民度の高さが自殺の原因なのだ｡
だからこそ自殺は愛国心を表しているのである｡自分が生きることで国家に迷惑をかけるならば自ら命を絶つ｡この潔さこそ日本人の素晴らしいところなのである｡ところが民主党政権は日本を憎み嫌っているからこそ自殺者を減らそうとしているのだ｡その結果が自殺者の3万人割れである｡
民主党政権が万が一続くようなことになれば自殺者はさらに減ってしまうだろう｡それは日本の危機である｡自民党が勝ったら自殺者を元に戻し､愛国心あふれる日本を作らなければならない｡このままでは特定アジアの侵略を容易にしてしまうだろう｡
何回も言おう､自殺は愛国心の発露なのである｡
＊編集注：大陸打通作戦（たいりくだつうさくせん）は、日中戦争中の1944年（昭和19年）4月17日から12月10日にかけて、日本陸軍が中国大陸で行った作戦。これを称賛する書き込みを繰り返した人物のハンドルネームが「打通さん」。そこから、この類の書き込みは「打通文」と呼ばれるようになった。