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荒井聰国家戦略相「事務所費、問題なかった」
読売新聞 6月9日 11:54
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こんな政治家は大臣失格だ
この人には学習能力というものがないのか。これまで幾度もこういった問題が取りざたされ、辞任した大臣もいるではないか。それなのに自分の身辺の会計処理ぐらいできなくて、こんな人に戦略相などという大任が務まるのか。
それとも自分は追及されるまいと高をくくっていたのか。そうだとすれば、こんなに倫理観のない人に国家戦略を預けて大丈夫なのか。
いや、議員個人の資質云々もさることながら、スタッフの誰一人としてこういう不明朗な会計処理に異論を唱えたり、議員に注意しなかったのか。そんなスタッフしかいないようでは、政治家としてろくな働きができまい。
底の割れたごまかし
計上された事務所経費は6年で、計約4222万円。
「人件費」は計約2741万円。月に38万円。
「備品・消耗品費」が計約463万円。月に3.6万円。
「事務所費」が計約1013万円。月に14万円。
これらが正当な支出だというのなら、なにも知人宅を主たる事務所として届け出なくてもいいではないか。実際に使った場所があるなら、ちゃんとそのように申告すればよいのだ。
本人の説明では、衆議院のルールで資金管理団体以外は、主たる事務所を議員会館に登録できないとされているので、仕方なく「府中の知人のマンション」を名目上の事務所として、いわば名義借りをしたという。本当だろうか。ためしに調べて見ると、議員会館に後援会事務所を置いている衆議院議員が何人もいる。
森山ひろしhttps://www.moriyama-hiroshi.com/
小渕優子http://www.obuchiyuko.com/access.php
高市早苗http://sanae.gr.jp/info.html
議員会館を事務所にできないなんて、たわけた言い訳に過ぎないのではあるまいか。どうしても別の事務所が必要なら、どうせ郵送物の受け渡しに使うぐらいの機能しか果たしていないのだろうから、民主党本部に机を間借りすればよいではないか。
金はどこに消えたのか
誤魔化した経費の実際の使い道は、おおよその見当がつく。日本の政治家は祝電や弔電、祝い金や香典の出費が馬鹿にならないという。後援会旅行という接待にも多額の経費がかかるという。
政治家といえどもどこかから金が湧いてくるわけでもないので、何とか誤魔化してでも金をつくらねばならない。手っ取り早いのが事務所経費なのだろう。政治団体の人件費、光熱水費、備品・消耗品費は「経常経費」に含まれ、領収書等がなくてもいいそうだ。
なんで領収書がいらないのか。じつに不思議な話だ。スタッフはいまごろ、もっともらしい説明をするために、領収書集めや領収書づくりに大わらわだろう。何日もかかってどうにか辻褄合わせをするのかも知れないが、本当の使い道など誰でも知っているのだから、ちゃんちゃらおかしいとはこのことだ。
これが日本の政治の実態
じつは私も以前、とある自民党政治家の「励ます会」に誘われたことがある。市内の高級中華料理店を会場に、名目会費2000円で飲み放題・食い放題だと言われた。名目というのは、たしかに案内状には会費2000円と書いてあるが、実際には無料だからだ。
当然ながら参加を断ったが、普通はなかなか断りにくいものだと聞く。誘ってくるのが大切な取引先であれば、その顔をつぶしにくいからだ。いやいやでも参加してしまうと、今度は饗応を受けたことで投票依頼も断りにくくなる。
こんなものは選挙区培養経費であって、政治活動経費ではない。こういうやり口で票を稼ごうとする政治家がいるのは、その方法で実際に票が集まるからだ。つまりは有権者がそのレベルなのだ。
国庫にたかる不正蓄財で票が買える日本は、本当に先進国なのか。フィリピン並みの途上国ではないのか。まったく嘆かわしいことだ。自民党が民主党に代わっても、有権者が変わらなければ政治は変わらない。