橋下徹みたいな弁護士が増えちゃ困るという方にご案内

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法曹人口の問題を訴えるパンフレットにイラストを描きました。
それでというわけではないけれど、お知らせです。

「法曹人口について語り合う」市民シンポジウム

「法曹人口」とは、要するに弁護士や裁判官・検察官の人数のことです。このうち弁護士だけを、いまドカドカ増やしています。

「少ないんだから増えればいいじゃん」という意見もごもっともです。しかし,増え方が問題です。ドバーッと激増した場合、困った問題が起きます(後述)。

実際,今,いろんな問題が起きています。そのしわ寄せを受けるのは、ほかでもなく「市民」である、」というところを知っていただくところにポイントがあります。兵庫県弁護士会の今年度の一大企画です。ぜひお越し下さい。

「法曹人口について語り合う」市民シンポジウム

第1部 基調報告
「法曹人口が急激に増えていることとそれを取り巻く現在の状況」
兵庫県弁護士会法曹人口問題プロジェクトチーム
弁護士・武本夕香子

第2部 法曹人口リレートーク
マスコミ、学者、市民それぞれの代表の方から、弁護士に求める在り方や活動内容や、法曹人口が急増していることに対する意見を述べていただく予定です。

第3部 会場発言
出席していただいた皆さんから、ご意見をいただきます。
日時:2008年12月6日(土)午後1時30分から4時まで
場所:兵庫県弁護士会館 本館4階講堂

弁護士増えたらいいじゃんて言う意見は、もともと米国の「対日要望書」に書かれてありました。これにはいはいと返事するのがいつもの政府方針です。毎年毎年、これまでの4倍も弁護士が増えています。まだ増やすんだそうです。

日本は米国に較べて弁護士が少ないと言うんです。そりゃそうです。米国には司法書士も行政書士もいません。全部ひっくるめて「弁護士」と言うんです。

米国の弁護士はタクシー運転手をしているといいますが、事実だそうです。弁護士やってても食えないんです。

それくらい多い ≒ 簡単になれる ≒ ステータスが低い ≒ レベルが低い

食うためには、金を持っているやつらに尻尾を振らなきゃいけません。アメリカで一番多いのは企業法務の弁護士です。企業が活動しやすいように法律の抜け穴を考えたり、公害訴訟で企業側に立って腕をふるったり、消費者のクレームに法律で対抗したり……。

日本では、弁護士と言ってもいろいろですけど、良心的な先生は社会的弱者のために手弁当で頑張っています。そういう先生がいなけりゃ、公害反対運動も、労働運動も、それから大江さんの裁判みたいなのも負けっ放し、国にやられっぱなし、会社に負けっぱなしだったかも知れません。難しい医療過誤に関わっているヒマがなくなるかも知れません。消費者問題なんて金にならないからやらないと言う弁護士が今でも多いのに。弁護士が橋下みたいなのばかりになったら、どうします?

というようなことを学ぶ集いですので、お近くの方は是非おこし下さい。