麻生内閣施政方針を読んでみたらカラッポだった(苦笑)

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麻生内閣施政方針に「空っぽ」と酷評も
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読んだけどね~。こりゃ一種のサギだと思う。

だって、「国民が働ける場をつくる」というのでどんなことをしてくれるんだろうと読んでいくと、具体的には「増税します」っていう結論だったりするんだもん。なんじゃそりゃ? と思いますよ。

ウソではないよ。末尾に一部抜粋して貼り付けます。

サギっぽいのはまだあります。
「景気対策に75兆円」、「世界最大規模の対策」というから、何を実行するんだろうと読んでいくと、そのうち半分近くは「30兆円の保証枠をつくる」だって……ハニャフニャ~

それってさあ、去年の第2次補正予算のときから「やる、やる」と言いながら、麻生さんが補正予算を組まないから延び延びになってたことじゃん。そりゃあ効果がないとは言わないけど、新しい対策じゃないし。しかも「信用保証の枠」を広げるだけで、実際に政府が予算を支出するんじゃないし。いわゆる「水増し」ってやつだよ。

実際の経済対策の規模はというと、予算と減税額で合計約12兆円。そのうち給付金が2兆円、減税が1兆円、地方交付金移譲が1兆円。残りの部分、本当の対策予算8兆円……て、それじゃ毎年と変わらないよ。

こういうのを明治維新と敗戦に次ぐ第三の変革って言うかあ? なんか麻生さんて言葉は派手で勇ましいし、哲学をバンバン語るけど、具体論となるとなんにもないんだなあ。

まあ、中小企業対策とか派遣社員対策とか期待できそうなことも色々あるから、全然ダメダメということでもない。ともかく、何とかこの経済危機を打開してほしいものだと思う。

一番いいのは総選挙に負けてくれることだと思うけど。

【1.序論】 働く場をつくる哲学を語る

日本は、勤勉を価値とする国です。この美徳が、今日の繁栄を築きました。それを続けるためにも、高齢者、障害者や女性も働きやすい社会、努力が報われる社会を創ることが重要です。また、競争に取り残された人を支えること、再び挑戦できるようにすることが重要です。

【2.承前】 現状は不十分であるとの認識を語る

この点において、我が国はなお不十分であることを認めざるを得ません。日本の行政は、産業の育成には成功しました。これからは、政府の重点を生活者の支援へと移す必要があります。

【3.結論】 具体的対策を語る 答えは増税

国民の安心を考えた場合、政府は小さければよい、というわけではありません。社会の安全網を、信頼に足る、安定したものにしなければなりません。中福祉を目指すならば、中負担が必要です。私は、景気回復と政府の改革を進めた上で、国民に必要な負担を求めます