武富士との裁判闘争で全面勝利したジャーナリストの記録

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知り合いのジャーナリストが自主製作のCDを出した。

武富士との裁判闘争で全面勝利した三宅勝久さん(「週刊金曜日」の常連執筆者)だ。
歌の内容はサラ金問題。
CDのジャケットの文章を少し引用する。以下、引用です。

本は売れないし原稿料は上がらない。ガス代を払い忘れてガスを止められた。
(どろ注:まんざら冗談ではなさそうなので怖い。)

……・小生と対極にあるのが、大手のサラ金業界だろう。武富士、アコム、アイフル、プロミス、ディック……・。大手各社はそれぞれ年間に1000億~2000億の利益を上げてきた。武井ファミリー(武富士)や福田ファミリー(アイフル)など長者番付の常連である。

……・この不景気な時代に何をやったらそんなに金がかせげるのか。釈然としない小生は、貧乏人のひがみをエネルギーに返還して調査を続けてきた。カネはないがひまなのだ。
(どろ注:これもまんざら冗談とばかりは言い切れない……・。)

数年がかりの調査の結果、小生はひとつの結論に達した。サラ金業界は……・「収奪産業」、「不幸産業」なのだと。だいたい、貸すときは「目的自由」とか言っておいて、「ご利用は計画的に」もない。……・どんなに少なく見積もっても、サラ金の顧客のうち毎年2千人~3千人が自殺している。こんなメチャクチャな産業がほかにあるとすれば軍需産業くらいか。

役人どもはろくな監督もせずに業界に天下り、多くの国会議員もカネもらって見ぬふりをしてきたわけだ。

(どろ注:もらってたのは自民、公明、民主の議員だ。公明の議員はサラ金の業界団体からおぼえめでたく招待され、業界の発展のためにがんばりますと挨拶していた。サラ金の顧問をしている自民党議員は別にして、ふつうの議員はさすがに自民党でも、あいさつにまでは出向かない。だって「がんばります」っていうのは、法律で利息のしばりをゆるめますとか、監督規制をゆるめますっていう意味だし、それはとりもなおさず、厳しい取立を受けたり、一家離散したり、自殺する人を増やすってことだもの。何が「生活者の党」なんだか。)

武富士にいたっては警察にまでビール券や背広券を送る気配りぶりだ。‘背広券’の警察官僚はいま、多重債務問題懇談会の有識者センセイであらせられる。こんな人をバカにした話があろうか。

……・ボヤキの続きは拙著『武富士追及-言論弾圧裁判1000日の闘い』(リム出版社)をお買い求めのうえ読んでいただくとして……・。

ということで、この日記の目的は、じつはその本の宣伝でした。サラ金とはなんぞやということがよくわかる本です。サラ金とお付き合いのある人も、ない人も、ぜひ読んで下さい。著者の生活のためにも……・。