米兵の犯罪について考える(3)

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まず県民大会反対派の主張(と呼べるレベルじゃないけど)を紹介しましょう。

お前は必要以上に少女を利用しようとしている。
まるっきりセカンドレイプじゃねえか。
いったい、何人レイプされたという事実に打ちのめされて自殺する女性がいるとおもってるんだよ。馬鹿。
この中学生も結婚する時分には悩むことになるだろう。
陵辱の事実はなかった。
あったということにしたいのは、基地反対運動につなげたいからだろ??
暴行事件があって、大喜びしている鬼畜。
基地反対運動ができてよかったなセカンドレイパーめ。

県民大会は少女の不幸をダシにした政治運動だろうか?

そんなことはありません。

米兵犯罪が多発してきた現状の中、現実に事件が起きたのだから、その事件を契機に米軍犯罪について追及するのは理の当然のことです。

ここで考えてみましょう。

仮に、事件がない時に米軍や政府に対して「犯罪の予防」を訴えたならばどうなるのでしょうか。「問題が何も起きていないのに、何を言っているのか」とけんもほろろに追い返されるだけです。

今、県民大会についてあれこれ言っている人々だって、
「根拠もなく他人を犯罪者呼ばわりするとは、やっぱりお前達は……」
こう言うだろうと、私は思います。

事件がなければないで、運動を否定する。
事件があればあったで、やっぱり県民の運動を否定する。
まともな意見ではありません。

さて彼らの言い分を、「北朝鮮拉致事件」と較べて見ましょう。

「救う会」が拉致被害者と発表している100人もの人たちの内、80人以上の人は警察が拉致とも何とも発表していない人たちです。ただの行方不明者なのです。警察によって拉致されたと認められていた人でさえ、実は拉致されていなかったという事例が1件ありました。ただの家出人でした。なのに、真相不明の段階で拉致被害者だと勝手に決めつけて、北朝鮮制裁を訴えているのが「救う会」です。

で、そういう論調を支持する諸君と、沖縄県民大会を非難する諸君は人脈的に重なっています。一方では、現実に犯罪事実がはっきりしている事件なのに、アメリカに被害根絶を要求すると「被害者をダシにした政治運動」だとして県民大会に反対する。同じ諸君が、事件かどうかも解らないのに、それをダシに、「対北朝鮮経済制裁」などという大げさな国家的敵対政策を要求している。

アメリカを相手にする時のヘタレ振りと、北朝鮮を相手にする時の好戦的態度は180度ひっくり返っています。アジアの同胞に対してはアメリカの虎の威を借りてキバを剥き出すが、アメリカに対しては借りてきた猫よりも大人しい。これを植民地的奴隷根性と言わなくてなんと言うのですかねえ。

こんな恥知らずなことをこっそりとつぶやくのならともかく、あたかも自分たちこそが最も正しいのだと言わんばかりに大威張りで堂々と高言するんだから、もう……。ああ、恥ずかしい