[慰安婦容認]石原代表「軍と売春はつきもの」と橋下氏を擁護

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石原代表「軍と売春はつきもの」と橋下氏を擁護
読売新聞 5月14日 12:51
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「吾妻鏡」という鎌倉時代の本がある。石原も橋下も読んだことないと思うけど、こんなことが書いてある。

「夜討ち、強盗、山賊、海賊は世の常のことなり」
「野に伏し、山に隠れて、山賊・海賊をすることは侍(さむらい)の習いなり」

へええ、当時の戦争って、さむらいって、こうだったんだ。で、「仕方がない。それが人間の性だよ」というわけだ。橋下・石原と同じことを大昔も言っていたのだ。

では、山賊・海賊って何をしていたのか。放火、物取りは当たり前、ひどかったのは人さらいで、占領地から人を拉致して奴隷として売り飛ばすのが当時の戦争だったそうだ。信じられないことだが、古文書の示すところ、安土桃山時代の日本は、そういった奴隷が輸出品で、世界最大の奴隷輸出大国だった。

「世の中そんなもんだ」
これですませていたら、いつまでたってもそのままだったろう。

それを止めさせたのは。秀吉と家康だった。何十年もかけて、行きつ戻りつしながら、ついに止めさせることに成功したのだ。強い意志があればこそ、何百年も続いた悪習をやめさせることができたのだ。

「山賊・海賊をすることは侍の習いじゃないか、きれいごとをいうな」
こういった批判が、秀吉・家康に数限りなくあびせられただろうが、そんな批判に屈しなかったから、止めさせることができた。橋下や石原みたいに言ってたら、いつまでもなくせなかっただろう。

「世のなかそんなもんだ」というのは、現状を説明しているだけで、それは意見ではない。それが正しいのか、正しくないのか、価値判断してこそ政治家だ。

「きれいごと」を実現していくのが政治家だ。実現すれば、きれいごとがきれいごとでなくなり、それが新しい世の習いになるのだ。理想主義をなくした政治家なんか、チリ紙ほどの値打ちもない。歴史から学ばない政治家は、ダメだわ。いくら人気があってもね。