お花畑の改憲派 フィリピン軍がゴラン高原から撤退

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改憲派の主張をくつがえす出来事がまた起こったのでお知らせします。

フィリピン政府は、中東ゴラン高原に展開している平和維持軍から、フィリピン軍を撤退させると発表しました。
http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-22476817

理由は、兵士の身の安全を守れないからです。3月9日、フィリピン軍兵士21人が、イスラム武装集団に誘拐されました。誘拐したのは隣国シリアで政府軍と戦っているヤルムーク殉教団。シリア政府軍の砲撃から自分たちを守るため、国連軍兵士を人間の盾にするのが目的でした。

ヤルムーク殉教団のしたことは明らかに国際法違反ですが、自分を守るためには、なりふり構っていられないのでしょう。誘拐された兵士は3日後の12日に解放されました。しかしフィリピン政府は、ゴラン高原が危険地帯になったとして、撤退を決めたものです。

このように各国軍は危険なら後退するし、撤退するのです。まして他国軍のために自分の身を危険にさらす「駆けつけ警護」など、普通の軍隊はしませんし、する義務もありません。それは憲法のしばりがあるからではなく、軍事的合理性による判断です。改憲派は、世界の軍事常識を何も知らずに語っているのです。

また、憲法9条さえなければ拉致事件が防げただろう、などという安倍総理の考えが甘いこともはっきりしました。軍隊自身でさえ誘拐されるのです。フィリピン軍兵士が誘拐されたのは、弱いからではありません。アフガンでは米軍兵士でさえタリバンに誘拐されています。

軍事力さえあれば何でもできるように思いこんでいる改憲派は、戦場の厳しさを何も知らない平和ボケ集団です。