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自公、復興実施本部入りを拒否 「首相不信大きい」
2011年5月10日22時32分
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105100514.html
まあ、正しい決定だな。
かしこい政治家は、いまは何かの決定に参画してはいけない。それは責任を負うことだから。
誰がやっても、何をしても、批判されるのが目に見えてる。いまは前向きの仕事はしなくて、文句だけ言っているのがいいよ。
それが政治家の処世術。変に責任ある立場に立つと、これまで自分たちがやってきた安全無視の原発推進政策まで蒸し返されかねないものな。後ろ暗い過去は、忘れた顔してツルリとぬぐいさろう。
ただ思うんだが、そんなのが2年前まで政権を担ってたんだなあ。そりゃあ不景気にもなるし、原発事故も起こるわ。
もう、かしこい政治家はいらない。叩かれても愚直に前向きの仕事に没頭する政治家がいいや。
私は民主党なんか支持しないし、基地問題では菅さんと水と油だが、震災対応だけは誉める。首相のくせに、共産党の提言にさえ「そのとおり」と答弁するなんて、正直すぎてアホちゃうかと、プロの「かしこい」政治家は笑うだろうが。
だが、その率直さのなかったこれまでの政治が、日本を衰退させてきたと思う。しろうとでいいじゃないか。応援するよ。がんばれ、菅さん。
自公、復興実施本部入りを拒否 「首相不信大きい」
2011年5月10日22時32分
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105100514.html自民、公明両党は10日、菅直人首相が野党に参加を呼びかけ、亀井静香・国民新党代表が調整にあたっていた「復興実施本部」への参加を拒否することを伝えた。このため、菅政権は復興の司令塔作りで野党の参加をあきらめ、首相と全閣僚による組織設置を盛り込んだ「復興基本法案」を週内にも国会に提出する。
東京・平河町のビルに入る国民新党本部の一室。自民党の大島理森副総裁は、自民党時代からの先輩に当たる国民新党の亀井代表に深々と頭を下げた。
「結論として私どもは、亀井先生の構想に乗ることが出来ませんでした。公明党も同じ思いです」
言葉は丁寧だが、明確に復興実施本部への参加を拒否。大島氏は「一番大きいのは、菅首相への不信であります」と続けた。自公は、参加すれば事実上の「大連立」になって菅政権の延命につながると警戒した。
復興実施本部は、亀井氏の「肝いり」の構想だった。内閣から大幅に権限を移し、与野党幹部が参加する形で復興政策を進めていく。首相が本部長、亀井氏が本部長代行に就くという点から言っても、野党にとっては「首相と亀井氏の生き残り策。話にならない」（自民党幹部）ものでしかなかった。
菅政権はもともと、４月中旬には首相と全閣僚による「復興対策本部」設置を明記した復興基本法案の政府案を固めていた。自民、公明両党に配慮する格好で付則に「復興庁」創設に言及する修正を加えるなどして準備を整えていた。
しかし、その後に首相が「別ルート」として亀井氏に「交渉役」を任せたことで話が複雑に。当初予定した５月２日の法案提出は亀井氏と野党との交渉を見守るため見送ったが、結局は自公両党の拒否を受け、「亀井構想」は消えた。
首相は10日の記者会見で「今週中にも方針を決めて国会に提出したい」と述べ、政府案のまま成立を急ぐ考えを示した。だが、首相の「二元外交」と自公の「菅嫌い」によって、法案の提出が遅れてしまった。