自衛隊に接近する偕行社と水交社

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偕行社とか水交社という団体をご存じでしょうか。
偕行社は旧陸軍将校の親睦団体。
水行社は旧海軍将校の親睦団体です。

両者とも、戦後はGHQによって解体され、財産を没収されました。その一部は防衛庁共済組合に払い下げられています。市ヶ谷の防衛省に隣接する共済会館(ホテルグランドヒル市ヶ谷)もそのひとつです。

この団体が、いま急速に自衛隊に接近していることを知りました。

東郷神社に事務所がある水交会は、1997年頃に防衛庁との共同所管となり、「殉職海上自衛官の慰霊」などを目的のひとつにして、自衛隊にくいこんだようです。

偕行社もまた昨年、念願の防衛省との共同所管を実現しました。同時に、自衛隊の協力を得て陸上自衛官OBの新規入会大作戦を展開、1年間で400人以上の新会員を確保したとのことです。

昨年4月には、偕行社との連携を緊密化せよとの陸上幕僚長通達が全部隊に出されたということです。

イラク一次隊隊長の佐藤正久1佐が参議院選挙で当選していますが、その選挙運動に偕行社が全面協力したそうです。

偕行社の会長は、元陸軍少尉で富士通名誉会長の山本卓真氏。
山本氏は、佐藤正久氏の資金管理団体である「佐藤正久氏を支える会」会長です。

「偕行」新年号には、佐藤氏の選挙協力に対する感謝の言葉や、森勉・前陸幕長の「旧軍の伝統を学ぶことが大事だ」といった趣旨の投稿などが掲載されています。

戦後、自衛隊は旧軍と意識的に決別したはずです。私もそのような教育を受けました。だからこそ自衛隊は曲がりなりにも国民から認められたのです。

「旧軍の伝統を学ぶことが大事だ」なんて、自衛隊ができた頃にそんなことを口にしたら、国民は大反発したでしょう。代が変わり、戦争の痛みを忘れた頃になってこういうことを小出しにしてくる。沖縄教科書問題と根は同じだと思います。

自衛隊と偕行社・水行社の連携は、軍による政治介入につながらないかと心配です。これは地味な話題で、人目を引きませんが、重要な話ですよ。

ミクシィニュースランキングに入っているニュースと同じ程度に注目されてもいいと思うけど……

どこのメディアも報道しませんね。

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