連帯保証はコワイ 制度自体をなくすべき

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党に自己破産報告せず立候補
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末尾に記事全文を紹介

連帯保証して破産手続き中の人が議員か。期待できるなあ。

連帯保証。別名「人的担保」。
こういう制度はなくしてほしい。

連帯保証人とは、万が一お金の借り主(主債務者といいます)が返せなくなっても、保証人に返させる契約です。タテマエとしては、保証人の経済力をあてにしている制度です。

しかし実務的にはそうとばかりも言えません。むしろ借り主に「保証人にだけは迷惑を掛けられない」という心理的圧迫をかけることに意味があります。主債務者だけなら破産もできるけど、保証人がついているとそれがしにくい。そこで主債務者は無理に無理を重ねてしまい、どうしようもなくなった頃にはいつの間にか保証債務もでかくなっているというケースも多いんです。

そもそも保証人になる人は、主債務者の身内だったり友人だったりで、「迷惑は絶対かけないから」と泣きつかれてハンコをつくのが大半です。貸す方もあくどいところは、「一応、そういう決まりなんで、まあ形式的なもんです」なんて、いい加減なことを言って後押しします。

契約書には200万円などと書いてあり、まあそれくらいなら万が一の時にもどうにかなるだろうと思ってハンコをつくと、実はそれが極度額2000万円の根保証契約だったりします。保証人の知らないうちに、借金がいつのまにか2000万円にふくれており、利息がついて3000万円なんて請求がきたりするんです。延べ払いの話し合いなんかしなくてもいい「期限の利益喪失条項」などというのもつけてあって、いきなり自宅が差し押さえられたりするんです。

こういうのは金融が発達した先進国には例をみない制度で、なんか昔の五人組制度の名残みたいなところもあります。連帯保証のおかげで一家離散や自殺など、数え切れない悲劇が発生しています。

民主党はマニフェストで連帯保障制度の撤廃を含む見直しを公約していました。ぜひ実現してほしいと思います。

この議員も自分の痛すぎる経験を生かして、連帯保証制度をなくすために働いてほしいと思います。負けるな、がんばれ、連帯保証人制度に泣いている多くの庶民のために、議員辞職なんかしないで戦え、破産議員!

あ、ついでにいうと、破産しても議員やってる人、地方議員にはいくらでもいるからね。特に多数派でブイブイいわしてる勢力の議員にね。

<渡辺義彦議員>自己破産手続き民主党本部に報告せず立候補
9月12日21時32分配信 毎日新聞

衆院選比例近畿ブロックで初当選した民主党の渡辺義彦氏(53)=大阪府吹田市=が12日、自己破産手続き中であることを党本部に報告せずに立候補していたことを明らかにした。渡辺氏は「(報告することで、党の比例候補者選びに)マイナス材料になるという判断はあった」と説明した。負債総額は約1億4000万円に上るという。

この日記者会見した渡辺氏によると、知人の会社の連帯保証などで巨額の負債を抱え、今年3月に大阪地裁で破産手続きが開始されたという。渡辺氏は「(破産しても)立候補に制約はないと知っていた。誠心誠意を持ってご報告すべきだった」と述べた。進退については「党の指示に従う」としながら、「社会的に自分の(自己破産などの)経験をお役に立てたい」と議員活動に意欲を見せた。

会見に同席した党大阪府連の尾立源幸代表代行(参院議員)は法的に問題はないとの認識を示しながら、「後々、疑問に思われることがあるなら、前もって言うのが望ましいと思っている」と苦言を呈した。

渡辺氏の近畿ブロックの民主名簿順位は48位。01、04年の参院選にも立候補したが、落選している。