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不景気を脱却するためにはインフレが必要だと安倍晋三がいう。インフレになれば景気が良くなるのだという。なぜなら、景気の良いときはインフレ気味だからと。
安倍晋三の頭には、何が詰まっているのだろう。ヤマサ味噌か? 安倍川餅のアンコでも詰まっているのか?
景気の良いときはインフレ気味という相関関係は事実だが、だからインフレにすれば景気が良くなるということにならないのは、説明さえすれば子どもにでも分かる話だ。
この日記を読むような人には先般承知のことだからいまさら自分が書くこともないのだが、一応書いておく。
カモがどんどん飛んでくる。それをたくさんの猟師がどんどん打ち落とす。これが景気の良いときだ。カモを打ち落とすには弾がじゃんじゃんいる。景気の良いときは、猟師に弾がたくさん出回るときだ。
さて、カモが飛んでこなくて景気が悪くなった。そこで安倍晋太郎が現れて、言う。よし、猟師に弾をじゃんじゃん供給しようじゃないか。なぜなら景気のよいとき、弾がじゃんじゃん出回っていたから。
この例え話で、安倍晋三の頭にはアンコしか詰まっていないのが分かるはずだ。
景気が悪いのはカモがいないからだ。弾だけあっても、肝心のカモがいなくては撃ちようがない。景気を良くするには、カモを増やさなくてはならない。なんでそれがわからんか。
弾とはお金のことだ。カモとは消費者のことだ。
消費者すなわち労働者にお金をどんどん打ち込めば、豊かになった労働者は資本主義のカモ(消費者)となって物をどゃんじゃん買うだろう。
金さえあれば、若者の車離れとかジミ婚ブームなんて、あっという間に消滅するに決まっている。車が売れる。ハデ婚ブームが訪れる。新居は家賃5万円のアパートじゃなくて、4000万円の新築だ。家具調度品も売れる。テレビも大きいのが売れるぞ。親は物いりに泣くかも知れないけど、ともかく不景気は吹っ飛ぶ。
うかれ気分になった若者が次にすることは子作りだ。保育園や幼稚園をどんどん作ろう。義務教育、いやせめて高校までは学費を無料にしよう。子どもの医者代も免除しようか。すると若者はますます元気に子作りに励む。ベビーブーム到来だ。子供服業界はウハウハだ。戦隊物のおもちゃなんか作っても作っても間に合わない。塾産業も我が世の春だよ。
え~、キリがないのでこのへんにしておくが、要するに、派遣社員の人件費を削って……なんてことをチマチマやっているから駄目なんでね。
みんな正社員にしろ! 身分を保障して将来不安をなくせ! 給料あげてやれ! そうすれば社員はよろこび庭駆け回り、企業はぬくぬくおこたで丸くなれるってもんだ。
で、給料をたくさん出すには通貨がたくさんいる。物作りのためには設備投資も必要だから通貨がたくさんいる。通貨供給を増やせばインフレ気味になる。
これがお金とインフレの正しい関係なんであって、安倍晋三の世界観は前後上下がひっくり返ってるんだな~。