http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1881669243&owner_id=12631570
朝日新聞記事より。
無料検診、原発作業員の3.7% 収束宣言後打ち切り
朝日新聞デジタル 2012/11/22 05:00【青木美希】東京電力福島第一原発で原発事故から今年9月までに働いた2万4118人のうち、国と東電のがん検診制度を無料で受けられるのは904人で全体の3.7%にとどまることがわかった。
国と東電が、50ミリシーベルト超の放射線を昨年12月の野田政権による事故収束宣言までに浴びた場合に限る、と期限を切ったからだ。
東電は「不安に思う作業員から相談は受ける」という。相談窓口は鈴木正勇弁護士で、電話03・3597・0741。
収束宣言が出たとはいえ、福島第一原発では高線量下での作業が続く。例えば、9月にも24人が積算50ミリシーベルトを超えたが、特別措置対象の東電社員2人をのぞく22人は、無料のがん検診を受けられない。
厚生労働省は福島第一原発の作業員を「緊急作業に従事する作業者」とし、うち100ミリシーベルトを超える放射線を浴びた人は、生涯にわたり年1回、無料でがん検診を受けられる制度を昨年10月に設けた。
こいつらはどこまで無責任なんだろう。そしてどこまで厚顔無恥なんだろう。
「50ミリシーベルト超の放射線を浴びた作業員だけに限定する」だと?
「昨年12月の事故収束宣言までに浴びた場合に限る」だと?
「東電と政府が決めた」だと?
どの口がそんなことを言えるのだ!
今年9月11日、規制委員会の委員長を田中俊一にしたとき、政府が何をし、何を言ったか、国民がもう忘れたとでも思っているのだろうか。まだ政府は「原子力緊急事態宣言」を解除していないと言ったではないか。いまは原子力非常事態が続いていると言ったではないか。
だから、原子力規制委員会設置法第7条に委員長の任命は衆参両議院の同意が必要だと定めてあるにもかかわらず、「原子力緊急事態宣言」が出されているときは国会の同意を得なくても良いという第7条3項の例外規定を用いて、国会の同意なしに任命を強行したのではないか。
都合のよいときは「非常事態」の錦の御旗を振り回して強権をふるう。だが作業員の健康を守るわずかな金は出し惜しみをして「事故は収束した」だと? バカにするのもいい加減にしろ!
そのうえ、同じように積算50ミリシーベルトを超えても、東電社員2人だけは特別措置対象だから検診を受けることができるって? 東電社員以外は、無料のがん検診を受けられないって? なんだその差別は。お前らはいったい人間なのか? 温かい血が一滴でも流れていれば、こんな仕打ちはとてもできないはずだ。人の心があれば、とてもこんな恥ずかしいことは出来ないはずだ。怒りで頭がくらくらする。
こんな連中が原子力を扱っているんだ。こんな無反省な、無責任な、無慈悲な、破廉恥な連中、いつかきっとまた事故を起こすに違いない。だめだ、絶対に原発は止めよう。我々が生き延びる道は、原発ゼロしかあり得ない。