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昨日は在特会へのカウンター行動に加わるため、始発ののぞみで広島に向かった。
広島駅から市電で平和公園へ。
8時15分、停止した市電の中、運転手の呼び掛けで、黙祷。
公園につき、式典会場横の歩道から式典を傍聴した。
子ども代表の平和への誓いに胸が熱くなる。
安倍の演説はどうせおためごかしなので、聞かずにその場を離れてドーム脇に行くと、うわ、耳が腐りそうな在特会の叫びがそこにあった。
この日、広島は慰霊の日。静かな祈りの日だ。
本当なら、この日に大声で争いたくはない。
人々の祈りを汚したくない。
それがカウンター全員の思いだ。
だがそういう日だからこそ、在特はわざわざこの日・この場所を選んで集合し、日の丸を林立させ、神経を逆なでする宣伝をしやがる。
「はりぼて原爆ドームを叩き壊せ!」
「日本は核武装せよ!」
カウンター側のメインメンバーは、ちゃんと礼服を着て式典に参加した。在特側は、式典に参加せずに日章旗振り回して、相変わらずの「朝鮮人出ていけー!」。常識ある人間なら、どちらが愛国者なのかわかるはずだ。
それどころか、広島中が半旗を掲げて死者を悼む中、奴らは日の丸を半旗にする心遣いなどなく高々と掲げ、あろうことか祝日の印である金の竿頭までつけていやがる。
思わずハンドマイクを借りて、叫んだ。
「金の竿頭をつけている在特会、君たちにとって、8月6日は祝日なのか、慰霊の気持ちはないのか!」
するとさすがに恥ずかしくなったのか、金の玉をはずしていた。
奴らのデモの様子はこちらにまとめがある。
「在特会広島支部主催:日本独立!8.6平和カルト追放キャンペーン!in広島まとめ(午後の部)」
*http://m.togetter.com/li/544821
カウンターは成功だった。
リーダー西村斉は頭に血が上って我を忘れ、自分が領導すべきデモ隊をそっちのけにして、街宣車からカウンターにひたすらお門違いな罵倒を繰り返す始末。
「こら、おのれどこの組じゃ、事務所こんかい!」
ア、アホや……もはや何のデモかさえわからない。在特会はその下品な素顔を公衆にさらすことで、行き交う市民の鼻つまみものと成り果てた。
街宣効果ゼロである。
カウンターが終わった。
夕暮れ間近の原爆ドーム。
夜の鎮魂セレモニーにそなえ、相生橋のたもと、両岸に無数の人々が集う。
民族の違いなど、ここでは何の意味もない。
加害者と被害者の隔てもなく、原爆を投下した米国への恨みを胸の内にしまい、ただただ世界の平和を祈る。
在特会のヘイトスピーチに汚された耳に誰かが奏でるイマジンのトランペットが快い。
これが平和だ。
これが平和だ。
バスを見送る現地のカウンター仲間から、温かいコールがわいた。
「帰れ!帰れ(笑)」
バスが静かに出発した。
よい一日だった。
さようなら、広島。