http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1798724597&owner_id=12631570
インドの少年、身分違う少女にラブレター書き殺害される
https://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-35022320081120https://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-35022320081120
[パトナ(インド)20日 ロイター]自分よりも下級カーストに属する少女にラブレターを書いたインドの少年が、髪を刈られて通りを引き回された上、列車に投げ込まれて殺害されるという事件が起きた。ビハール州の警察が20日に明らかにした。
警察によると、登校途中に相手のカーストメンバーに拉致されたManish Kumar君(15)は、髪を刈られた上、母親が慈悲を懇願する中、列車に投げ込まれた。
この事件でこれまでに、1人の男が逮捕され、警察官1人が停職処分となっている。
上記記事は「自分よりも下級カーストに属する少女にラブレターを書いた」と書いていますが、誤訳だと思われます。以下にタイムズの元記事を翻訳します。
なんか、言葉もありません。
上位カーストの少女にラブレターを書いた少年が殺害された
Times上位カーストの少女にラブレターを書く勇気のあったインドのティーンエージャーは、殴られ通りを引き回されたあげく電車に投げ込まれて殺された。
(An Indian teenager who dared to write a love letter to a sweetheart from a higher caste was beaten and paraded through the streets before being thrown under a train and killed.)インドのダーリット(不可触民)のコミュニティメンバーだったマニシュ クマ-ル(15)は、登校中に男性ギャング団に拉致された。
目撃者によれば、彼は母親が慈悲を乞う中、頭部を殴られ、トラックで引きずり回される前に頭を剃られた。警察官は、行為を傍観していたという。
少年一人が逮捕され、警察官一人が停職処分を受けた。5人以上の男が拘留された。
マニシュが殺されたのは、ダーリットのサブカーストであるラビダス(牛を神と崇めるヒンドゥ教で不浄とされている職業である皮革業に携わってきた)のメンバーだったからだ。
別名をシャマーという名で知られているが、それは重大な差別語とみなされている。
3カ月前、少年はダーリットの別のサブカーストで、伝統的に洗濯を生業としていてラビダスよりより少し上位にあたるドービに属する少女に「関心を示す」手紙を出した。その手紙を少女の両親が見つけた。
活動家たちは、この殺人事件はインドのダーリットがどれほどカースト制によって分断され、抑圧されているかを示していると強調する。
ビハールに拠点を置く社会学者のプラカシュ・ルイスは「この攻撃の極度の残酷さが興味を引いたが、似たような出来事は毎日起きている」と語った。
「カーストのせいで起きる残虐行為はありふれている。レイプ、殺人、暴行。特権階層は弱者を苦しめている」
ビハールに拠点を置く「社会意識および人権意識のためのダーリット協会」のウダル クマール会長は語った。似たような残虐行為はインド中で定期的に報告される。南部のタミル・ナドゥ州でダーリットの女性団体のリーダーを努めるアラメルはつぎのように語る。
「もしもダーリットの労働者が少女だったなら、彼女たちが性的に搾取される事が許されるのです。上位カーストのご主人様たちは、昼はわたしたちに『触れてはならない』と考えているけど、夜は違います」独立以来、何十もの法律が差別をなくすために作られてきた。
しかし活動家たちは言う、法律はなべて、とりわけインドの田舎では、軽蔑されてきた。行政、高等教育の場所を下位カーストのために取っておく「積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)」は、憎悪を生み、そのように扱われない人々の暴力的抵抗を引き起こしている。