極論日記(1) ものごとはパクリから始まる

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独新聞が「パクる人は中国人」説!華人社会、単なる例示にしても暴論と反発―ドイツ
*http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=831209&media_id=31

中国で大量のコピー商品が製造されている現実を引き合いに出して、ドイツの新聞が自国のテレビ番組にオリジナリティがないと揶揄したのです。それに対して中国を引き合いに出すのは失礼ではないかと、ドイツ在住の中国人が抗議したというのがニュースの内容です。このニュースについたコメントがひどい。

あいつらぁ盗人です。国自体が犯罪集団なのです。
パクリは中国のお家芸アルよ( `ハ´)国家上げてパクりを行うアルよ( `ハ´)
え? 全くその通りなのになんで中国人供は怒ってるんでしょうね?w
チョン人は夢の国の某ネズミをはじめ、なにかとパクりまくってる癖になにを怒ってるのやらε- (´ー`*)これだからチョンは…。
中国人からパクりとったら何が残るんだ生ゴミのような人種しか残らないだろう
パクる人は中国人。起源を主張する人は韓国人。遠くから吠える人は朝鮮人。

日本人が“モノマネのうまいサル”扱いされていたのはそう昔のことではないのに、そんなことも忘れて中国人を小馬鹿にして喜んでいる人が多いなあ。自分を客観視できない幼さがあるのかな。

日本のオリジナリティってどんだけのものだろうか。一昔前には流行と言えば欧米を追随しているばかりだったと思うけれど。

戦後期のフィルムを見ると、当時のポップスって仕草があざといまでに欧米人そっくりです。
いまだって米国でラップが流行すればそれを真似する。ファッションを似せて、米国人が喋る舌足らずの日本語を日本人が真似てラップを歌う。それをみっともないと感じていないのが恥ずかしい。化粧品にしろ車にしろ、ネーミングは横文字ばっかり。デザインだってモノマネばかりという時期が何十年も続いてきました。

中国との違いは、日本はようやくこのところモノマネが板に付いてきて、自然なモノマネができるようになったという点ではないんでしょうか。どんな国もパクリをやって発展してきたんです。
中国製品にパクリが多いのは、それがいまの中国の発展段階であるというにすぎず、それが民族性の質の高い低いということではありません。

中国人を笑う人々は、日本の姿を鏡で見る必要があります。明治以前は中国文化のパクリ。
明治以後は西欧文化のパクリ。戦後はアメリカのパクリ。それが日本だということに気づいた方がいい。生活に根付いている日本文化のうち、中国由来でも西洋由来でもないものなんてどれだけあるんでしょうね。

良いものはパクって自分のものにする。良いものはパクられて世界に広まる。普遍的なものはパクりパクられるものです。まあ中国は人口が多いので、パクリの規模がけた外れってことで目立つんでしょう。