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「兵庫・星野文昭さんを救う会」という団体があります。
沖縄返還闘争のときに機動隊員を死亡させたとして有罪判決を受けた星野さんのえん罪を晴らそうと活動している人たちで、星野さんはなんと獄中33年、一貫して無実を叫んでいるそうです。
憲法を守る集会で署名を集めたいという申し入れがあったことから知り合いました。話を聞き、資料を読む限りでは、どうしてこれで有罪判決が下るんだろうと不思議です。星野さんが加わっていた団体の闘争のやり方には同意しかねる部分がありますが、だからといって不当な裁判は容認できません。
その団体のHPで憲法集会のことが書いてあったので転載します。激しい闘いを信条としているのかと思いきや、けっこうのんきで穏やかです。風土なんでしょうか、はりまの運動って、割とどこもそうなんですよね。
以前、大阪から実行委員会に何かの訴えに来た労働組合のひとが驚いていました。
「大阪ではこんなメンバーが一緒にやるなんて考えられない」と。
牧師さん、神父さん、お坊さん、空襲遺族会、上部団体の系列が違う労働組合、共産党市会議員、新社会党支部の人、平和委員会、アナーキズムを標榜する人、中核派、日本軍の勲章研究家、特に肩書きのない人、なんだかわからん系、環境団体……。
まあ自衛隊合憲論を唱えているどろが事務局の中心にいるんだから、そのへんは推して知るべしかと。それぞれの価値観は全然違うんですが、憲法を守ろうという一点で協力できるじゃないかと、ケンカもしないでやっています。よい意味で田舎だからできるんですね、姫路は。
まあ固いひとは固いんですが、そういう人はあきれて来なくなります。なんであきれるんだろう。
第31回憲法を守るはりま集会での署名集め
(兵庫・星野文昭さんを救う会HP)http://hyogo-hoshiokyuuen.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/31-a759.html
5月2日姫路文化センターで、「第31回憲法を守るはりま集会」がありました。合唱団の公演と池辺晋一郎氏の合唱指揮と講演があり、平和についての映像と音楽、ペシャワール写真展、実物資料の戦争展など盛りだくさんの内容です。
主催者であるAさんと兵庫・救う会のM世話人が懇意なので、事前に、M世話人を通して、署名集めと集会パンフレットに折り込みビラ入れをお願いしました。署名は快諾頂きましたが、ビラ入れは参加団体が多くて難しい、というお話でしたので諦めていました。
ところが、先月Nさんのコンサートに入れて貰った兵庫・救う会の折り込みビラが、はりま集会の実行委員であるSさんの目に留まり、はりま集会でもビラ入れしませんか、というお話を頂きました。ビラは2000枚、姫路では大きな集会です。
前日、パンフレット準備作業に参加しました。ビラの折り込みは他に12団体ありました。ですから、準備に3~40名で3時間かかりました。
今日は、集会開会までの1時間半、署名板二つで99筆集める事ができました。手伝いに来てくれた市内在住のHさんは、初めは恐る恐る署名を集めていましたが、来場者の反応の良さにニコニコ顔でした。
以前教会に署名用紙がまわってきたという加古川の日本キリスト教団の関係者、九条の会関係者、市会議員からも署名を貰いました。長期間の収監を気の毒がる人や凄い闘いをしていると感心する人がいました。
こんなに署名が集まると思っていなくて、途中から満足してしまい、Hさんと帰る相談ばかりしていました。もう少し署名板が多ければ、もっと集まっていたでしょう。
事務局のDさんは終始好意的で、公演前の案内の中で星野再審請求署名を呼びかけますと言ってくださいました。来年はスタッフとして参加して欲しい、と有り難いお言葉もかけて貰いました。初夏を思わせる陽射しの中、感謝の心で会場を後にしました。
(5月2日 大野)