金に卑しい紳士たちの場外バトル

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旧商工ファンド大島会長 着々と「取り立て」逃れ
*http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=763184&media_id=10

SFCGの破綻にともない、別方面でも面白いケンカが始まっています。
*http://www.shinkobank.co.jp/whatsnew/img/press090305_2.pdf

まず経緯から。

  • 日本振興銀行は、SFCGが貸出している金を取り立てる権利を買いました。
  • 貸出先の倒産などで焦げ付いたときの保証もSFCGがしています。(なんじゃこりゃ?)
  • さらに、SFCGが倒産したときに備えて東証一部上場の(株)MAGねっとが保証しました。

ここまでが、経緯です。
今回、SFCGが潰れたので、MAGねっとが面白いことを主張し始めました。

  • SFCGが潰れるとは思わなかった。
  • つぶれるような会社の保証契約なんか消滅だ。
  • 保証契約を解除する。

おいおい、保証というのは会社が潰れるなどで支払いができないときに、代わって支払うことをいうんだよ。潰れたから保証契約をチャラにしようなんて、それじゃなんのための保証会社なんだか。

「これまで俺たちは保証を実行する必要なんかないことを前提に、保証手数料を丸儲けしてきたんだ。本当に保証しろなんて言われても知らないよ。あてがはずれた保証の約束なんかなしにしようぜ」。こんな言い分がとおるなら、連帯保証人に苦労はない。

まあ、保証契約したのが1月26日で、SFCGが潰れたのが2月23日。「だまされた!」と言いたくなる気持ちは分かる。分かるけど、SFCGなんて会社はもともとそういうあくどい商売で大きくなってきたんだよ。連帯保証契約で食い物にされた中小零細企業がどれほどあると思っているんだ。そんなところと手を組んで儲けようとしたのが間違いなんでね、身から出た錆です。

日本振興銀行はMAGねっとを相手に裁判するらしいです。金に卑しい有象無象の連中の泥試合、さてどうなることですやら。